2005-01-01から1年間の記事一覧

中村真一郎「小さな噴水の思い出」(筑摩書房)の第7章の題は「友よ、眠れ」で、これは野間宏を送った文章。「現代文学の柱であった大いなる友よ、安らかに眠れ。」と結んでいる。

中村真一郎「小さな噴水の思い出」(筑摩書房)第6章の題は「めでたい正月」筆者の必ずしもめでたくはなかった幼少から青年期、さらに壮年期を振り返りながら七十代に達したその時の「今」の自分をやや誇らしげに語っている。「私のまわりに集まってくるの…

中村真一郎「小さな噴水の思い出」(筑摩書房) 第5章は「九〇年、私のベスト3」これは早川書房のミステリマガジンのアンケートへの回答。 クレイグ・ライス「死体は散歩する」 キャロライン・グレアム「蘭の告発」 ウンベルト・エーコ「薔薇の名前」 福永武…

中村真一郎「小さな噴水の思い出」(筑摩書房)第4章の題は「九〇年読書五点」で五冊の本を取り上げている。 どれも海外(パリと中国)で刊行されたもので原書である。近代文学に対する解毒剤として精神衛生上いいそうである。また、毎日、一冊必ず未見の本…

中村真一郎「小さな噴水の思い出」(筑摩書房)第3章の題は「二十一世紀の静岡県」これは静岡新聞のアンケートに答えたものらしい。県の未来像を求められて、「日本の首府を富士山麓に移し、伊豆地方は首都の市民の休養地として・・・・・・」などと三行の…

中村真一郎の文章は無駄がなく、どこをとっても考え抜かれた鋭い文章である。「小さな噴水の思い出」(筑摩書房)の第2章の題は「人間性回復の時代に」である。「あと十年足らずで始まる新しい世紀は、ぜひ人間に人間性を回復するための時代となってほしい…

中村真一郎「小さな噴水の思い出」をちびりちびりと・・・第1回目 1991年と1992年に作者が書いた読書についての短文集で、全100編、二年間の記録である。短い四行程度の推薦文から芥川龍之介の六ページの解説文まで筆者の多彩さの展覧会と言ってもよい。…

『20世紀英米文学案内 2 』(研究社)マンスフィールド付録

『20世紀英米文学案内 2 』(研究社・東京神楽坂)マンスフィールド付録一九六六年九月 第四回配本全8頁(2段組)*語句はキーワード。「 」は単語以上の部分引用を表す(丸付き数字は頁数)1頁・表題・目次1頁〜4頁「マンスフィールドと私」庄野潤三(…

『二〇世紀英米文学案内 6 』トマス・ウルフ付録(研究社)

『二〇世紀英米文学案内 6 』(研究社・東京神楽坂)トマス・ウルフ付録一九六六年八月 第三回配本全8頁(2段組)*引用はすべて冒頭の文章。引用文の後の語句はキーワード。(丸付き数字は頁数)1頁・表題・目次1頁〜4頁「トマス・ウルフとチャペル・ヒ…

『二〇世紀英米文学案内 9 』(研究社・東京神楽坂)ジョイス付録 一九六九年七月配本全8頁(2段組)*引用はすべて冒頭の文章。引用文の後の語句はキーワード。(丸付き数字は頁数)1頁・表題・目次1頁〜4頁「ジョイス紹介のころ」森本忠(熊本商大教授・…

『二〇世紀英米文学案内21』(研究社・東京神楽坂)ドス・パソス付録 第一五回配本一九六七年10月全8頁(2段組)*引用はすべて冒頭の文章。引用文の後の語句はキーワード。 (数字は頁数)1頁・表題・目次1頁〜4頁「ドス・パソスの思い出」坂西志保(…

『二〇世紀英米文学案内13』(研究社・東京神楽坂) シンクレア・ルイス付録 第一六回配本一九六八年六月 全8頁(2段組)*引用はすべて冒頭の文章。引用文の後の語句はキーワード。 (数字は頁数) 1頁・表題・目次 1頁〜4頁「シンクレア・ルイスのこと…

今手元に残っているさまざまな月報と、余裕があれば出版社のPR誌の記録をしていくつもりです。もう出ていない本の月報の方が多いはずです。もちろん中にはしぶとくというかめでたくというか生き残っている本もあります。研究社『20世紀英米文学案内』の…