2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧
中村真一郎「小さな噴水の思い出」(筑摩書房)の第7章の題は「友よ、眠れ」で、これは野間宏を送った文章。「現代文学の柱であった大いなる友よ、安らかに眠れ。」と結んでいる。
中村真一郎「小さな噴水の思い出」(筑摩書房)第6章の題は「めでたい正月」筆者の必ずしもめでたくはなかった幼少から青年期、さらに壮年期を振り返りながら七十代に達したその時の「今」の自分をやや誇らしげに語っている。「私のまわりに集まってくるの…
中村真一郎「小さな噴水の思い出」(筑摩書房) 第5章は「九〇年、私のベスト3」これは早川書房のミステリマガジンのアンケートへの回答。 クレイグ・ライス「死体は散歩する」 キャロライン・グレアム「蘭の告発」 ウンベルト・エーコ「薔薇の名前」 福永武…
中村真一郎「小さな噴水の思い出」(筑摩書房)第4章の題は「九〇年読書五点」で五冊の本を取り上げている。 どれも海外(パリと中国)で刊行されたもので原書である。近代文学に対する解毒剤として精神衛生上いいそうである。また、毎日、一冊必ず未見の本…