2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧
全部で19編のエッセイ集。題名の通り、著者の瞑想があれこれ迷走し個人的に過激な内容、文章の豪快エッセイとなりにけり。冒頭の「絲山の由来」近辺はまだ潜伏中というか様子見という尖兵だったのがあっと言う間に絲山将軍に昇進し、神をもおそれぬ所業街…
純文学のようだから「難解」「読みにくい」を覚悟していたが、あにはからんや、まったく逆だった。国語辞典に何度か当たって自らのムチを確認することはあっても、話そのものはわかりやすく興味の抱ける者だった。信奉する大正時代のほとんど無名の作家への…
年末恒例本の雑誌社『おすすめ文庫王国2009』を何度も流し読みしても読んだことがある本が哀しいことに少ない。巻頭「文庫ベスト10」では2冊。別格作品を入れると7冊にはなる。「ベスト10」では10冊中わずか2冊。ジャンル別でも同じ。そこで飛…