2014年の読書

2014年の読書メーター
読んだ本の数:162冊
読んだページ数:53781ページ
ナイス数:1074ナイス

新装版・梅安最合傘 仕掛人・藤枝梅安(三) (講談社文庫)新装版・梅安最合傘 仕掛人・藤枝梅安(三) (講談社文庫)感想
シリーズ3巻目。次は長編。どんな塩梅の仕掛けか楽しみ。
読了日:12月31日 著者:池波正太郎
もう年はとれない (創元推理文庫)もう年はとれない (創元推理文庫)感想
ダーティ・ハリーのその後もいいところの後期高齢者・要支援1か2該当者の金塊大捜査線風物語。もう年はいらない。
読了日:12月28日 著者:ダニエル・フリードマン
本棚探偵最後の挨拶本棚探偵最後の挨拶感想
究極の遊び心に満ち満ちていてとてもついていけない面白さ。
読了日:12月25日 著者:喜国雅彦
盤上に散る盤上に散る感想
一風変わったロードノヴェル。作者の仕掛けた罠が多すぎて撃沈。
読了日:12月25日 著者:塩田武士
いとま申して―『童話』の人びといとま申して―『童話』の人びと感想
だんだんよくなる法華の太鼓式の傑作。本来こんなふうに面白く思ってはいけないはずなのに著者が盛り上げすぎた。
読了日:12月25日 著者:北村薫
新潮 2014年 01月号 [雑誌]新潮 2014年 01月号 [雑誌]感想
時間がかかった。全文読了。磯崎憲一郎電車道筒井康隆「ペニスに夢中」など印象に残る。純文学色よりも娯楽色が意外にも強い。「ボヴァリー夫人」論は基本的事項の確認のくどさはこの後の展開のために必要なのか。
読了日:12月20日 著者:
科野秘帖 風の市兵衛 (祥伝社文庫)科野秘帖 風の市兵衛 (祥伝社文庫)感想
なんとも皮肉な展開で悲しみはどうあっても軽くならない。時代劇というのは死ななくてもいい人がどうあっても殺される物語なのだと納得はした。
読了日:12月20日 著者:辻堂魁
盤上のアルファ盤上のアルファ感想
破天荒と思いきや落ち着く先のある物語だった。「聖の青春」を思い出す。
読了日:12月20日 著者:塩田武士
新装版・梅安蟻地獄 仕掛人・藤枝梅安(二) (講談社文庫)新装版・梅安蟻地獄 仕掛人・藤枝梅安(二) (講談社文庫)感想
常に新鮮な、若々しい傑作。表題作は映画版もあるが別物だった。
読了日:12月13日 著者:池波正太郎
全滅領域 (サザーン・リーチ1)全滅領域 (サザーン・リーチ1)感想
「火星の人」同じく設定、描写、語りに引き込まれた。内容はC・D・ルイスの異星3部作を、題名はJ・G・バラードの初期作品を思い出した。
読了日:12月13日 著者:ジェフ・ヴァンダミア
新装版・殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一) (講談社文庫)新装版・殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一) (講談社文庫)感想
いつか読むだろう本のひとつ。とうとう解禁。面白い。
読了日:12月9日 著者:池波正太郎
小説家という職業 (集英社新書)小説家という職業 (集英社新書)感想
つい再読、最後まで読んでしまいました。数ある著書の中で一番面白い。
読了日:12月9日 著者:森博嗣
自覚: 隠蔽捜査5.5自覚: 隠蔽捜査5.5感想
この面白さは独特のもの。できそうでできない面白さ。名人。
読了日:11月26日 著者:今野敏
古本屋になろう!古本屋になろう!感想
傑作。労作にして傑作。
読了日:11月19日 著者:澄田喜広
スタープレイヤー (単行本)スタープレイヤー (単行本)
読了日:11月19日 著者:恒川光太郎
本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉)本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉)感想
発想のヒントにそそられる本。予想以上。
読了日:11月19日 著者:内沼晋太郎
ハング (中公文庫)ハング (中公文庫)感想
弱みに付け込まれる恐怖。窮鼠猫をかむ恐懼。久々に誉田節に酔いしれたかったが。
読了日:11月12日 著者:誉田哲也
ナイト&シャドウナイト&シャドウ感想
シリーズものだとしてこの先どこかであの大傑作「ジョーカーゲーム」とつながるのだろうか。読後も期待感は残る。全編にわたってなぜかフェイクの空気が漂っている。次回作ですべてが覆される、などということはないか。何か疑問が残る。
読了日:11月11日 著者:柳広司
ゴーストマン 時限紙幣ゴーストマン 時限紙幣感想
冒頭の語り口に最後まで引っ張られて一気に読むしかなくなった。「時限紙幣」が結局発動しなかったのが残念。羊頭狗肉とは言わないが。作者は違うが「ゴーストスナイパー」に期待高まる。
読了日:11月9日 著者:ロジャーホッブズ
半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫)半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫)感想
めったにない内容の濃い対談。初対面とは思えない。
読了日:11月9日 著者:半藤一利,宮崎駿
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)火星の人 (ハヤカワ文庫SF)感想
不可能を可能にした傑作。非常に率直なストレート・フィクション。
読了日:11月4日 著者:アンディ・ウィアー
仕舞屋侍 (徳間文庫)仕舞屋侍 (徳間文庫)感想
風の市兵衛」に似た味わいにはまりほかの本に戻れなくなった。
読了日:11月3日 著者:辻堂魁
あしたから出版社 (就職しないで生きるには21)あしたから出版社 (就職しないで生きるには21)感想
このシリーズは驚異の書シリーズ。今回も重い内容を別次元の価値ある物語を提供してくれた。この危機の時代に恐るべし、ほむべし。
読了日:10月27日 著者:島田潤一郎
ジゼル・アラン (1) (ビームコミックス)ジゼル・アラン (1) (ビームコミックス)感想
ほんとうにエンター・ブレインの本は隅におけない。一種のホームズとワトソン系漫画短編集で結構読み応え見ごたえがある。最近エ・ブの棚を点検するのが習慣になった。
読了日:10月24日 著者:笠井スイ
白樫の樹の下で白樫の樹の下で感想
要所要所に微妙な怪しい気配を漂わせ、ただ事ではない緊張を強いてくる言葉の組み合わせがある。「本の雑誌」北上さんの書評がきっかけ。芝村涼也の忠兵衛シリーズが終わったが、しばらく青山文平になりそう。登シリーズになればうれしい。
読了日:10月24日 著者:青山文平
妾屋昼兵衛女帳面七 色里攻防 (幻冬舎時代小説文庫)妾屋昼兵衛女帳面七 色里攻防 (幻冬舎時代小説文庫)感想
1時間で読める風になってしまったが面白いことは面白い。言葉の殺陣と真剣の殺陣、ともに相変わらず巧み。
読了日:10月24日 著者:上田秀人
最重要容疑者(下) (講談社文庫)最重要容疑者(下) (講談社文庫)感想
今回は相棒が倒れる場面を描きたいがために作られたという感じでリーチャーの末路を暗示しているのか。たぶん違う。しかしそこまで随分作者が楽しんだような気がする。以降の展開は期待通り。
読了日:10月24日 著者:リー・チャイルド
登竜の標: お髷番承り候 九 (徳間文庫 う 9-34 お髷番承り候 9)登竜の標: お髷番承り候 九 (徳間文庫 う 9-34 お髷番承り候 9)感想
相変わらず理屈っぽい話が続き、殺陣が少ない。が、題名のとおりの新展開が興味を惹く。もっとも楽しみだった前巻の続きの部分があっけなかった。今回も次巻への期待を高めたが、不安は残る。
読了日:10月21日 著者:上田秀人
天風遙に-返り忠兵衛 江戸見聞(15) (双葉文庫)天風遙に-返り忠兵衛 江戸見聞(15) (双葉文庫)感想
残念。駆け足で終わってしまった。神原、浅井の物語でもあったのに。
読了日:10月21日 著者:芝村凉也
最重要容疑者(上) (講談社文庫)最重要容疑者(上) (講談社文庫)
読了日:10月21日 著者:リー・チャイルド
吾輩ハ猫ニナル吾輩ハ猫ニナル感想
筒井康隆先生絶賛という声が聞こえそうな地に足のついた滑稽小説。語り口は見逃せない。
読了日:10月14日 著者:横山悠太
特殊防諜班 連続誘拐 (講談社文庫)特殊防諜班 連続誘拐 (講談社文庫)感想
講談社文庫の表紙カバー恐るべし。ものすごい傑作を夢見て買って読んだ。とても惜しい。現在の著者の素晴らしさがわかる。カバーにつられて次も読みそうだが。
読了日:10月5日 著者:今野敏
表御番医師診療禄 (4) 悪血 (角川文庫)表御番医師診療禄 (4) 悪血 (角川文庫)感想
対話による殺陣が多い。戦う殺陣が少ない。陰謀は質も数も普通。切羽詰まった感じはもっとほしい。
読了日:10月5日 著者:上田秀人
平蔵狩り平蔵狩り感想
「平蔵の首」の衝撃はもうないのが残念。なくて当たり前のものだがつい期待してしまう。
読了日:10月5日 著者:逢坂剛
クラウド 下クラウド 下感想
木更津キャッツアイ」風?の結末を選んだのはよかったがボリュームが足りなかったのでは。結城の物語をもっと読みたかった。
読了日:9月30日 著者:門谷憲二
クラウド 上クラウド 上感想
読ませるところが断片的になって盛り上がっていかないのはこちらのせいか。熱気あふれる意欲的大作だが、続編に期待。
読了日:9月30日 著者:門谷憲二
DAYS(7) (講談社コミックス)DAYS(7) (講談社コミックス)感想
知らなかったですまない伏兵現る!傑作。1から7巻まで一気に読んだ。3巻までが特に熱い、篤い、暑い。純粋さ漲る大傑作。ありがち、という勿れ。泣かされる。
読了日:9月28日 著者:安田剛士
銀翼のイカロス銀翼のイカロス感想
今回も主人公以外の人物が面白く満足。特に途中から出てくるTさん。ほかにもすぐに別の物語が作れそうな主役級の人物が多く贅沢。
読了日:9月28日 著者:池井戸潤
ST 警視庁科学特捜班 エピソード1<新装版> (講談社文庫)ST 警視庁科学特捜班 エピソード1<新装版> (講談社文庫)感想
待ってました!という場面が多く満足。
読了日:9月26日 著者:今野敏
沸騰! 図書館 100万人が訪れた驚きのハコモノ (ワンテーマ21)沸騰! 図書館 100万人が訪れた驚きのハコモノ (ワンテーマ21)感想
小ネタの使い方入れ方が絶妙。飽きずに読めた。書店と連携できるなら出版社などともできる?本の雑誌社トライブ図書館とか。
読了日:9月23日 著者:樋渡啓祐
その女アレックス (文春文庫)その女アレックス (文春文庫)感想
よい翻訳のおかげで作者の持ち味が伝わり実に楽しく読めた。意外性のあったアレックスもよかったが、迎え撃つ方のカミーュ警部たちの人間像の描き方も徹底していて目を離せないという気持ちになった。
読了日:9月17日 著者:ピエールルメートル
安南から刺客: 新・古着屋総兵衛 第八巻 (新潮文庫)安南から刺客: 新・古着屋総兵衛 第八巻 (新潮文庫)感想
スケールが大きくなることを恐れぬ作者の強さ。どのシリーズでもそうだ。そしてゆったりとしてまったく先を急いでいない。そういう面白さを今回はあった。
読了日:9月6日 著者:佐伯泰英
ST警視庁科学特捜班 青の調査ファイル (講談社文庫)ST警視庁科学特捜班 青の調査ファイル (講談社文庫)感想
テレビドラマではボーイッシュな女性だがここでは美しい魅力的な男性 の青山がメインの巻。同じ話をテレビですでに見たので意外性はなし。ちょっと違うだけ。それでも楽しく読んだ。
読了日:9月6日 著者:今野敏
ST警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル (講談社文庫)ST警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル (講談社文庫)
読了日:9月6日 著者:今野敏
ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ (講談社文庫)ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ (講談社文庫)感想
黒崎の体格がテレビドラマとは違うが、問題ない。舞台が日本からモスクワに移り非常に派手でいちいち?面白い場面が続出し、楽しかった。
読了日:9月6日 著者:今野敏
ST 化合 エピソード0 警視庁科学特捜班 (講談社文庫)ST 化合 エピソード0 警視庁科学特捜班 (講談社文庫)感想
読みやすかったのはテレビドラマを先に見ていたからかもしれないが、テンポというかリズムというか展開が心地いい。
読了日:9月6日 著者:今野敏
書店不屈宣言: わたしたちはへこたれない (単行本)書店不屈宣言: わたしたちはへこたれない (単行本)感想
今までにない緊張感あり。風雲急を告げる現場レポート。
読了日:8月24日 著者:田口久美子
紙つなげ!  彼らが本の紙を造っている紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている感想
現場の人たちの日々の地道な作業の積み重ねが奇跡のような復活につながった。著者は見事に文章で表現している。
読了日:8月22日 著者:佐々涼子
弓張ノ月-居眠り磐音江戸双紙(46) (双葉文庫)弓張ノ月-居眠り磐音江戸双紙(46) (双葉文庫)感想
殺陣がないまま終わってもよかった。駆けつけるのがあまりにも遅すぎて珍しくはらはらした。
読了日:8月19日 著者:佐伯泰英
出署せず (新潮文庫)出署せず (新潮文庫)感想
佳品「折れた刃」「逃亡者」「息子殺し」「夜の王」「出署せず」綾瀬署警務課課長代理の柴崎令司シリーズの2冊目。一編70ページ程度の短編集として読んでいると表題作が100ページを越えても終わらない。それまでの四編を上回る緻密な展開で四編分の長さだった。読み応え、読後感ともに十分。堪能した。とりあえず今年最高最上級の本とする。
読了日:8月16日 著者:安東能明
笑う警官 (角川文庫 赤 520-2)笑う警官 (角川文庫 赤 520-2)感想
忘れられない傑作のひとつだが、内容は忘却。記憶力のいい刑事がいたことを覚えていた程度。再読で、今回も十分に面白かった。
読了日:8月15日 著者:マイ・シューヴァル,ペール・ヴァールー
治さなくてよい認知症治さなくてよい認知症感想
こういう本がほしかった。わかりやすく、とても納得でき、自信がつく本。
読了日:8月13日 著者:上田諭
医療にたかるな (新潮新書)医療にたかるな (新潮新書)感想
医療は身近な問題なのに知らないですませていたことが多いと痛感した。
読了日:8月9日 著者:村上智彦
ライアーライアー感想
久々の大沢戻り。洗練の極致。どんな他愛のない話でも面白くできる作家。
読了日:8月7日 著者:大沢在昌
茶会の乱: 御広敷用人 大奥記録(六) (光文社文庫)茶会の乱: 御広敷用人 大奥記録(六) (光文社文庫)感想
このあり方、描き方の魅力から逃れられない。
読了日:8月7日 著者:上田秀人
宮崎駿 夢と呪いの創造力 (竹書房新書)宮崎駿 夢と呪いの創造力 (竹書房新書)感想
いま知りたいこと、聞きたいこと、読みたいことなどまんべんなく書いてある風で面白く読んだ。
読了日:8月7日 著者:南波克行
荒野の古本屋 (就職しないで生きるには21)荒野の古本屋 (就職しないで生きるには21)感想
にわかには信じがたい、ほかの人にはあまり参考にならない風の生き方。
読了日:8月7日 著者:森岡督行
遠雷 風の市兵衛 (祥伝社文庫)遠雷 風の市兵衛 (祥伝社文庫)感想
シリーズとしての面白さは抜群。これ以上の設定は無理なのでは。
読了日:7月29日 著者:辻堂魁
オリュンポス 1 (ハヤカワ文庫SF シ 12-12)オリュンポス 1 (ハヤカワ文庫SF シ 12-12)感想
これもやっと1巻目を読み終えた。中盤から読みエンジンがかかり一気に進んだ。抜群に面白くなった。
読了日:7月18日 著者:ダン・シモンズ
撃てない警官 (新潮文庫)撃てない警官 (新潮文庫)感想
警部・柴崎令司が奮闘する連作警察小説。事務職路線の警官なのにあれこれ推理したり捜査したり。因縁があるとはいえ一種の職業病なのだろうか。「隠蔽捜査」と似ないようにするのが難しそう。
読了日:7月16日 著者:安東能明
都筑道夫の読ホリデイ 下巻都筑道夫の読ホリデイ 下巻感想
とうとう読了。連載当時と異なりミステリ以外の本のほうが読みたくなった。現代教養文庫の「柳多留」シリーズなど。また時々拾い読みするにちがいない。
読了日:7月15日 著者:都筑道夫
刃風閃く-返り忠兵衛 江戸見聞(14) (双葉文庫)刃風閃く-返り忠兵衛 江戸見聞(14) (双葉文庫)感想
大筋にとりあえず関係のなさそうな佃屋の活躍まで丁寧に面白く描くのは作者の特色。いい加減に読んでいると痛い目に遭いそうだ。スター揃い踏みという点でもそのやり方が独特で味がある。
読了日:7月14日 著者:芝村凉也
偶然の装丁家 (就職しないで生きるには21)偶然の装丁家 (就職しないで生きるには21)感想
途中から冒険小説のように面白く感じた。たまたま読み始めた文章にいたく感心。「インド・まるごと多聞典」も読むかな。
読了日:7月12日 著者:矢萩多聞
ナイン・ドラゴンズ(下) (講談社文庫)ナイン・ドラゴンズ(下) (講談社文庫)感想
終わってみれば意外と単純な話。しかし、何かどこかで騙されているような気がする。真相は違うのではないか。最後の相棒の死が目くらましに使われているのでは。スリルがあってこれはこれで面白かったが。
読了日:7月10日 著者:マイクル・コナリー
ナイン・ドラゴンズ(上) (講談社文庫)ナイン・ドラゴンズ(上) (講談社文庫)感想
あっというまに九頭竜の世界。元妻と組んで愛娘を取り戻せるのか。本当に三合会と対決することになるのか。すっきりしないまま下巻に入るが展開が早すぎるののでは、とまたひとつ疑問。
読了日:7月8日 著者:マイクル・コナリー
藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた感想
対談相手のことをもっと知りたくなる本。頭が柔らかくなる本。
読了日:7月6日 著者:藻谷浩介
満願満願感想
一日一編読み、満足。唯一おもいがけなく長かった「万灯」がその分ずしりと怖かった。久々に触れた本格的な?短編小説集。
読了日:7月5日 著者:米澤穂信
「あまちゃん」はなぜ面白かったか? 本音を申せば「あまちゃん」はなぜ面白かったか? 本音を申せば感想
昨年の一冊よりも快活な文章。久々に堪能の境地。話題がすべてはまっている。体調はよくないらしいのに文章には張りがある。よかったようなそうでないような複雑な気持ちだが読めてよかった。
読了日:7月2日 著者:小林信彦
新参 百万石の留守居役(三) (講談社文庫)新参 百万石の留守居役(三) (講談社文庫)感想
現代であれば一介のサラリーマンに何ができるのか物語。上田ワールドでは上と下の者の距離が近いので下剋上は頻繁に可能だ。面白くなるのかどうかは微妙な幕切れ。
読了日:7月1日 著者:上田秀人
大富豪同心 八巻卯之吉放蕩記 (双葉文庫)大富豪同心 八巻卯之吉放蕩記 (双葉文庫)
読了日:6月30日 著者:幡大介
死角 オーバールック (講談社文庫)死角 オーバールック (講談社文庫)感想
ボッシュのことばかり心配していられない。なにしろ初読だと思い込んでいたから。なんの曇りもなくまったく思い出さなかった。覚えているはずの「訳者あとがき」の内容もまったく覚えていなかった。で、もちろん面白かった。
読了日:6月27日 著者:マイクル・コナリー
エコー・パーク(下) (講談社文庫)エコー・パーク(下) (講談社文庫)感想
予想外の種明かしにあっけなく読み終わる。上下巻だと期待が無闇に高まる。上巻が最高だった。
読了日:6月24日 著者:マイクル・コナリー
エコー・パーク(上) (講談社文庫)エコー・パーク(上) (講談社文庫)感想
久々のハリー・ボッシュはもう5年前の活躍。今回はいつもとちょっと違う色合いの右往左往のあげく信じられないハリウッド映画的展開。不吉な予感が次の下巻にも漂うのか。ボッシュや身近なひとにジョーズが忍び寄るのか。
読了日:6月23日 著者:マイクル・コナリー
鬼心の刺客 素浪人半四郎百鬼夜行(二) (講談社文庫)鬼心の刺客 素浪人半四郎百鬼夜行(二) (講談社文庫)感想
第1話「討手来襲」に感動。その分次の三つの話はおとなしめ。3巻目に期待。が、「返り忠兵衛」が待ち遠しい。
読了日:6月21日 著者:芝村凉也
妾屋昼兵衛女帳面 六 遊郭狂奔 (幻冬舎時代小説文庫)妾屋昼兵衛女帳面 六 遊郭狂奔 (幻冬舎時代小説文庫)感想
主人公たちの個性が楽しい。こうなると期待がふくらむ。
読了日:6月20日 著者:上田秀人
書庫を建てる: 1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト書庫を建てる: 1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト感想
読み通した後もう一度始まりからじっくり読みたくなる歴史的なしぶい本。書庫見学もしたくなるがそんな皮相な興味は「本の雑誌7月号」の「特集=絶景書斎を巡る旅!」で。
読了日:6月19日 著者:松原隆一郎,堀部安嗣
猟犬クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫)猟犬クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
ピーター・ダイアモンド、久々の。今回のテーマは、肩すかし。大傑作の冒頭にだいけっさくの予感。ところがところが、でその後の展開も意表を突く肩すかしの連続で笑う。副題は「笑う宝石(ダイアモンド)」か。
読了日:6月18日 著者:ピーターラヴゼイ
表御番医師診療禄3 解毒 (角川文庫)表御番医師診療禄3 解毒 (角川文庫)感想
安心して楽しめる。展開が単純なので読みやすい。
読了日:6月15日 著者:上田秀人
自分史の書き方自分史の書き方感想
久々、「文句なく面白い」本。編集の力の勝利。どの人の文章も全編読みたいと思った。「書き方」を学ぶというよりもなによりも面白かった。立花さんの本も読みなおしたくなる面白さ。
読了日:6月11日 著者:立花隆
騒擾の発: お髷番承り候 八 (徳間文庫)騒擾の発: お髷番承り候 八 (徳間文庫)感想
いいところで「続く」にほっとした。あわただしい展開には余裕が必要。
読了日:6月11日 著者:上田秀人
創作の極意と掟創作の極意と掟感想
まさに同時代の作家であり、未来を目指す作家であることを自ら示した。それにしてもなぜかほほえましい感じがした。再読必至。
読了日:6月7日 著者:筒井康隆
千年万年りんごの子(1) (KCx(ITAN))千年万年りんごの子(1) (KCx(ITAN))感想
現実的な「地味」なものという即断とは一味もふた味も違っていた。プラス最近読んだ漫画の記録。「純潔のマリア」「甘々と稲妻」「重版出来2」「僕だけがいない街3」「七つの大罪8」「逃げるは恥だが役に立つ」「ひまわりさん」「山賊ダイアリー」「エリアの騎士40」百花斉放だ。
読了日:6月7日 著者:田中相
思い出のアメリカテレビ映画: 『スーパーマン』から『スパイ大作戦』まで (平凡社新書)思い出のアメリカテレビ映画: 『スーパーマン』から『スパイ大作戦』まで (平凡社新書)感想
こういう本をずっと読みたかったのだが、結局は確認作業のような読書になった。手堅い本だった。でも「タイム・トンネル」「スパイ大作戦」「宇宙家族ロビンソン」「ナポレオン・ソロ」などは確かに体の一部を表すような言葉だ。
読了日:6月5日 著者:瀬戸川宗太
デジタル・ワビサビのすすめ 「大人の文化」を取り戻せ (講談社現代新書)デジタル・ワビサビのすすめ 「大人の文化」を取り戻せ (講談社現代新書)感想
この著者の本はいつもいいタイミングで出る「目からうろこが落ちる」本だ。今回は第3章「XPでも大丈夫」がさすがの内容。
読了日:6月3日 著者:たくきよしみつ
暗殺者の復讐 (ハヤカワ文庫NV)暗殺者の復讐 (ハヤカワ文庫NV)感想
今回も骨太の「非情の掟」が物語を貫通し説得力満点。
読了日:6月2日 著者:マークグリーニー
ペテロの葬列ペテロの葬列感想
最後のビックリには茫然。大人のための渋い童話ではなかった。杉村探偵の登場はないのではないか。シリーズの根幹が消えたのだから。
読了日:5月31日 著者:宮部みゆき
記憶の果て (講談社ノベルス)記憶の果て (講談社ノベルス)感想
最後まで語りつくす意志が太くて強い文脈を創りだしている。途中で降りることを許さない猛スピードのバスに乗っている雰囲気だった。続編は彼女の物語?
読了日:5月26日 著者:浦賀和宏
大江戸恐龍伝 第五巻大江戸恐龍伝 第五巻感想
ともあれ「春信」のことだけが気になって読んでいたので、よかった。ただもっと登場させてほしかった。カットしたのだろうか。
読了日:5月6日 著者:夢枕獏
ルーズヴェルト・ゲームルーズヴェルト・ゲーム感想
テレビドラマ化に刺激されて読み始めた。楽しく読める小説としてはよくまとまっていて面白かった。ドラマの脚本と演出は相当頑張っているのがわかる。
読了日:4月30日 著者:池井戸潤
七つの大罪(7) (講談社コミックス)七つの大罪(7) (講談社コミックス)
読了日:4月22日 著者:鈴木央
ふたたびの園瀬 軍鶏侍 (祥伝社文庫)ふたたびの園瀬 軍鶏侍 (祥伝社文庫)感想
文句なく傑作。
読了日:4月22日 著者:野口卓
転迷―隠蔽捜査〈4〉転迷―隠蔽捜査〈4〉感想
竜崎は迷わない。迷うのは周りの関係者。誰も竜崎のように正しくは決断できない。そこが面白い