2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

麗しのオルタンヌ

まだ読んでいない『麗しのオルタンヌ』について。 開幕は、夏、朝の八時、エウセビオス食料品店の開店とともに。 朝のグロリア牛乳を木箱の上で待つアレクサンドル・ウラデヴィッチとともに。 筆者ジャック・ルーボー自らが口を開き、小説の語り手が複数であ…

ケッヘル

まるでラドラムの謀略小説の如し。先入観との違いの大きさに驚いた。冒頭こそ海外恋愛ものの趣きだったが、それはあくまでも装いで話が救いのない方向へどんどん小さく細かくしつこくなっていくのだ。視点がトリストラム・シャンディ化してからさらにこだわ…

『書票』2010.1月号

「書票」は「ほんのしるべ」と読むのですね。ジュンク堂書店でいただきました。 発行もジュンク堂書店でした。 特集は「個人全集を読む」でうまいところを衝いています。 「著書を語る」欄はリチャード・フイライシャーです(が)。 さて『ケッヘル』は順調に…

凸凹デイズ

最後の一文が見事に決まった。読後感のよい青春小説というふんいきで終わった。 一人称は凪海と大滝限定だった。そのおかげかあまり混乱せずに読み終わることができた。 話の核にいる奔放な醐宮純子に周囲の者が振り回され右往左往する展開の中で今回は凪海…

2009年の読書録

2009年の読書メーター 読んだ本の数:239冊 読んだページ数:55161ページ■絲的メイソウ (講談社文庫) 巻頭「絲山の由来」が結構曲者で読みごたえあり。以下波瀾万丈路線へ急展開。「禿礼賛」「講談社24時」「自分の取説」「無駄と無意味」と舵取りが大変な…

凸凹デイズ、まだまだ読めず。

凸凹デイズ (文春文庫 や 42-1)作者: 山本幸久出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/02/10メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (24件) を見る1行目は、一人称。だれかの短い独白、感想だ。 すぐ改行しての2行目は、3人称のようだ。前の独…