2009年の読書録

2009年の読書メーター
読んだ本の数:239冊
読んだページ数:55161ページ

■絲的メイソウ (講談社文庫)
巻頭「絲山の由来」が結構曲者で読みごたえあり。以下波瀾万丈路線へ急展開。「禿礼賛」「講談社24時」「自分の取説」「無駄と無意味」と舵取りが大変なありさま。抱腹者。
読了日:12月31日 著者:絲山 秋子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4299327

■討たせ屋喜兵衛 斬奸剣 (ハルキ文庫―時代小説文庫)
時代小説の最終兵器の如き作家だったが若くして鬼籍に入ってしまった。残された作品はとにかく面白い。ある意味完璧。シリーズ第1作だが、見事に完結している。
読了日:12月26日 著者:中里 融司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4245206

■どうで死ぬ身の一踊り
自分を客観化して描ける小説の面白さ、恐ろしさを徹底的に利用し、事実らしきことを再構成して純度の高い娯楽小説に仕立てた。不況の時代のエンターテインメント。
読了日:12月22日 著者:西村 賢太
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4217813

■船に乗れ! 3
久々に読み終えたくない小説が出現した。全3巻嵐、嵐、嵐。「今、書いているものから目を上げ、」た主人公の「僕」がこの興趣あふれる物語世界を創造した。見事な船の乗りっぷりじゃないか。今も余生のような人生を生きているわけじゃなさそうだ。ビアスではないが「生のさなかに」真っ只中を生きているようだ。傑作だ。
読了日:12月20日 著者:藤谷 治
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4192446

■つめたいよるに (新潮文庫)
「デューク」はもちろんだが、粒揃いの短篇たちがいた。「桃子」「鬼ババア」「スイート・ラバーズ」「青い空の下に」がある一方で「朱塗りの三段重」「子供たちの晩餐」があり、しんみりとばかりしていられなくなる。とてもいい掌篇集だ。
読了日:12月18日 著者:江國 香織
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4179686

■船に乗れ!(2) 独奏
さらに赤裸々に、かつ格調高く人間の悲劇性が語られていく。「すべてが終わったとき」何かが始まるのだろうか。天国から地獄への?と?を続けて読んだ。一番印象的だったのは、おじいさんのオルガン演奏のあたりの描き方。
読了日:12月14日 著者:藤谷 治
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4142946

■船に乗れ! 1 (1)
「大人になるのは、」「交通事故みたいなもの」と書き付ける主人公の赤裸々成長小説。「私たち、最強だよ」まだ心にしみる。
読了日:12月14日 著者:藤谷 治
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4142863

■粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫 あ 4-2)
正統派活劇ホラー・フィーチャリング・人情。文庫本ではなく単行本の書き込みと迫力。題名にひるんではだめ。
読了日:12月12日 著者:飴村 行
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4114087

■ダブル・ジョーカー
「死ぬな、殺すな」は深い言葉だ。ダブルどころか、何重もの意味を秘匿している。すでに我々は「ジョーカー」に完璧に幻惑されているのだ。
読了日:12月11日 著者:柳 広司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4104716

製鉄天使
製鉄天使対製紙天使の戦いが思いがけず面白かった。桜庭版『女一匹ガキ大将』はまだまだ続いていそうだ。
読了日:12月09日 著者:桜庭 一樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4083237

■日本語の教室 (岩波新書)
万葉集」「源氏物語」「広辞苑」「岩波古語辞典」などに通暁した筆者の入魂の力作。凄い。
読了日:12月06日 著者:大野 晋
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4051464

ONE PIECE 巻56 (ジャンプコミックス)
いつまでも続いてほしい一大狂詩曲的歴史巨篇絵巻。表紙がいかにもの大作ムードで実にいい感じ。
読了日:12月05日 著者:尾田 栄一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4042737

■アダマースの饗宴
場面のかっこよさ、語るに落ちる人物たちの魅力、敵味方の入れ替わりの見事さ、語り口のテンポの良さ、確かに大沢在昌に迫る勢いがある。
読了日:12月04日 著者:牧村 一人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4030182

■「少年ジャンプ」資本主義
政治、社会状況、漫画を熱く語る。言葉がガチガチ決まる。読んできた漫画ばかりだからどんどん思い出させてくれる。臨場感たっぷりに思い出す快感があった。
読了日:12月04日 著者:三ツ谷 誠
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4030080

■<勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書)
目的を実現するために具体的な目標をたてる。目あたらしくはないが正しい。
読了日:12月04日 著者:林 成之
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4030021

政権交代の内幕 (Voice select)
的外れがひとつもない見事なまとめ。
読了日:11月29日 著者:上杉 隆
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3969221

■青嵐の譜
冒険小説のかぐわしさ芬芬の清新な時代小説。書き下ろし文庫の時代小説の流行とは別に壮大で迫力のある単行本時代小説の流れが生まれています。
読了日:11月28日 著者:天野 純希
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3957414

■孤高 国語学者大野晋の生涯
積読のまま読み終えていない本があることを思い出した。岩波古語辞典とともに再挑戦しよう。
読了日:11月25日 著者:川村 二郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3924936

■若さま侍捕物手帖 [新装版] (光文社文庫)
チャンバラのない推理時代劇。穏やかだが時に鮮やかな映像を残す。
読了日:11月24日 著者:城 昌幸
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3910999

■読まず嫌い。
文章がまず読みやすい。妙に簡潔で妙に冗長。でもぐいぐい読める。朗読会で読んだらすごく受けそうだ。坪内、斉藤の後の久しぶりの大器。
読了日:11月24日 著者:千野 帽子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3906831

おれはキャプテン 21 (少年マガジンコミックス)
今回はおとなしめの展開でした。
読了日:11月24日 著者:コージィ城倉
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乳がん前立腺がんの死亡者はなぜ増えるのか (扶桑社新書 36) (扶桑社新書 36)
「病気にかからない体質をつくる」には、という本。巷間の「早期治療すれば直る」は間違いらしい。食べ物についての警告本。まっとうな語り口ゆえにかえって怖い。
読了日:11月19日 著者:横田 哲治
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3849139

■喜の行列 悲の行列
2段組でやや長いがその分じっくり楽しめる。先を急がずゆっくり読みましょう。
読了日:11月17日 著者:藤田 宜永
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3832063

■ROMES06
ドラマ化に合わせて読みました。原作の方が重厚ですね。
読了日:11月17日 著者:五條 瑛
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3823198

■国語教科書の中の「日本」 (ちくま新書)
激烈な国語教科書批評。手厳しい。高校編を待つべし。
読了日:11月16日 著者:石原 千秋
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3817369

ANGEL VOICE 13 (少年チャンピオン・コミックス)
次巻、成田VS坪井が待ち遠しい。また復習読みをしておこう。
読了日:11月15日 著者:古谷野 孝雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3805052

■Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2009年 11/26号 [雑誌]
表紙の「松井秀樹選手」記事をたくさん読みたかったが、現時点では仕方がないのですね。ほかも同様。期待しすぎました。今回は速報版。
読了日:11月15日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3796101

■映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで (映画秘宝COLLECTION)
60年代後半から70年代に観た映画のことを改めて知るための本だった。短いが『時計じかけのオレンジ』の章が秀逸。
読了日:11月14日 著者:町山 智浩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3788263

■頭がよくなる速書き術―苦手な文章がスラスラ書けるようになる本
「大量に速く書く」を継続すれば頭がよくなる。自分を「才能」という尺度で計測しないことも大事だ。
読了日:11月09日 著者:松本 幸夫
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■多読術 (ちくまプリマー新書)
どんな読み方でも決して否定しない柔軟性に富んだ読書論。悟りの境地に達しているように感じる。しかし、ここまで軽快に語るまでにしてきた努力は秘めたまま。
読了日:11月08日 著者:松岡正剛
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■御盾―斬馬衆お止め記 (徳間文庫 う 9-16)
「家康・昌幸の大密約」と「斬馬衆」は今や過去の遺物で同じようなもの。導入・展開・結末はいつもどおりさすがで面白い。最近は無常観のような何かが漂い出し重い。
読了日:11月08日 著者:上田 秀人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3706354

ベルセルク 34 (ジェッツコミックス)
グリフィスの夢・幻が現実化した。ガッツはその世界の破壊者になるのか。それともはじかれるのか。
読了日:11月03日 著者:三浦 建太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3643116

宇宙兄弟 7 (モーニングKC)
あの「キラッ」は何だろう。お忍びの競争相手がいるのか。月の地面で光るものとは何だろう。そこが気になってほかが薄れた。
読了日:11月03日 著者:小山 宙哉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3642865

放課後のカリスマ 1 (IKKI COMIX)
言葉を読まなければ、少し暗い雰囲気の学園青春コメディ風だが、22世紀には起こりそうなことをざっくり切り取ったSF。
読了日:11月03日 著者:スエカネ クミコ
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■シンメトリー
読了日:11月01日 著者:誉田 哲也
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■シンメトリー
視点にぶれがないので読みやすい。姫川神話の数々は第3長編へのつかみ。
読了日:11月01日 著者:誉田 哲也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3595296

ソウルケイジ
前作に続き、日本の暗部を追及。今回も語り手がいっぱい!全体小説的ミステリーを目指すのか。3作目は相当暗く重い作品になりそう。
読了日:10月31日 著者:誉田 哲也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3587099

■現代短篇の名手たち3 泥棒が1ダース (ハヤカワ・ミステリ文庫 ケ 5-3)
やっとわかった。ドートマンダーの面白さ。やっぱりレッドフォードじゃない。
読了日:10月31日 著者:ドナルド・E・ウェストレイク
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■大人のための国語教科書 あの名作の“アブない”読み方 (角川oneテーマ21 A 107)
定番教材の「舞姫」「こころ」「羅生門」「永訣の朝」「山月記」を深く掘り下げた読み方の紹介はどんな書評や評論よりも刺激的で面白い。すばらしい。
読了日:10月26日 著者:小森 陽一
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本の雑誌 317号
今月号の印象に残った文章。今月の一冊、クロ日記、「1Q84」24時、町の本屋は今日もカウント2.9、馬の耳に新書、名前変更物語、ヤスミンの墓参り、飲んだり読んだり、ヒーローたちの荒野、謎の人事異動、死者の山。
読了日:10月25日 著者:本の雑誌編集部
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■白洲スタイル―白洲次郎白洲正子、そして小林秀雄の“あるべきようわ”
「ゆったりいい時間」についての白洲流長編生活エッセイ。いい感じ。
読了日:10月25日 著者:白洲 信哉
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洋梨形の男 (奇想コレクション)
文句なく面白い。あり得ない世界の夢と恐怖を描いた6短篇。掲載順序も秀逸。
読了日:10月24日 著者:ジョージ・R・R・マーティン
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ストロベリーナイト (光文社文庫)
登場人物全員が主人公のようになり、途中で主人公の存在感が薄くなったことが、新たな面白い警察小説を生み出した。続編も読みたい。
読了日:10月23日 著者:誉田 哲也
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■脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)
同期発火できる人間になるための指南書、または人間性を磨くための教育書。これは納得。
読了日:10月22日 著者:林 成之
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3501097

■いまは見えないものを見つけ出す 発想の視点力
ありそうでなかったような気がする、凄い本。考え方、発想の仕方、ものの見方などについての画期的な本という気がする。新しい教育の指南書。読み物としてもおもしろい。
読了日:10月21日 著者:三谷 宏治
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3496128

須賀敦子を読む
穏やかな語り口による深く重い内容。歴史、貧困、カトリック、人の泥など蒙をひらかれた。
読了日:10月19日 著者:湯川 豊
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■完璧な絵画―ダルジール警視シリーズ (A HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOK)
さまざまなドタバタ劇の果てに見事な大団円。
読了日:10月18日 著者:レジナルド ヒル
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■ROMES06誘惑の女神
一気読みするしかない。NHKドラマが実は善戦していることがわかった。
読了日:10月18日 著者:五條 瑛
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オメガトライブ 1 (ビッグコミックス)
救いのない未来にまっしぐらという展開。が、あと何冊か読んでみよう。
読了日:10月15日 著者:玉井 雪雄
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■おさがしの本は
発展性というか拡がりのある図書館ミステリ。この気骨のある主人公の今後の活躍が気になる。
読了日:10月14日 著者:門井 慶喜
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おれはキャプテン 20 (少年マガジンコミックス)
霧隠主将(きりがくれかずまさ)主演の熱血野球漫画、二巻から二十巻まで読む。ちまちました感じで始まった「キャプテン」ものは大柄な大爆笑野球好き好き漫画に大変身した。今まで見逃していた自分の不明を恥じた。いやはや、真っ正直でおもしろい。
読了日:10月13日 著者:コージィ城倉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3410162

■最強!あおい坂高校野球部 21 (少年サンデーコミックス)
とうとう二十一巻、二百話に突入。力作。
読了日:10月11日 著者:田中 モトユキ
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ダイヤのA 17 (少年マガジンコミックス)
手抜きは一切なし。野球を愛する者たちをしっかり描いている。
読了日:10月11日 著者:寺嶋 裕二
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3391365

黒子のバスケ 3 (ジャンプコミックス)
同じような顔が多くて見分けるのが大変。展開は王道的。
読了日:10月11日 著者:藤巻 忠俊
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3391318

■新テニスの王子様 1 (ジャンプコミックス)
中学生選手がすべてを制覇するという展開ではなかった。ざんねん。
読了日:10月11日 著者:許斐 剛
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3391248

おれはキャプテン 1 (少年マガジンコミックス)
新しい「キャプテン」の出現。次元の違う展開が楽しみ。
読了日:10月11日 著者:コージィ城倉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3391214

ジパング 41 (モーニングKC)
アップ顔多用で迫力満点。
読了日:10月11日 著者:かわぐち かいじ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3391168

■百番目の男 (文春文庫)
最後は冒険小説になる、サスペンスてんこ盛りの傑作。唖然動転。
読了日:10月11日 著者:ジャック カーリイ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3390756

藁の楯 (講談社文庫 き 52-1)
入魂の直球勝負というかノン・ストップ・破天荒ストーリーというか。ディーヴァーまであと一歩。
読了日:10月10日 著者:木内 一裕
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■幽霊剣士 (双葉文庫 か 29-8 若さま同心徳川竜之助)
イデアというか発想がただ者ではない。いつのまにか手にとって読んでいる。
読了日:10月10日 著者:風野 真知雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3375064

ハチワンダイバー 12 (ヤングジャンプコミックス)
危険な領域に踏み込んだ。このあとどんな将棋が出てくるのか楽しみ。
読了日:10月09日 著者:柴田 ヨクサル
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ONE PIECE 37巻 (37)
六巻から三十七巻まで復習読み。最新の五十五巻がまだ半ばなのか、と思うほどの怒濤の展開。火拳のエースを救い出して大団円とは思えない。
読了日:10月09日 著者:尾田 栄一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3365292

カムイ伝全集 外伝11 決定版 上意異変の巻 (3) (ビッグコミックススペシャル)
六巻から十一巻までまとめ読み。逃げる苦しみよりも関わりを持つ人への誠実さが印象に残る。映画版はよくできていたがどちらとも中途半端だったようだ。
読了日:10月05日 著者:白土 三平
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3326807

ONE PIECE 巻51 (51) (ジャンプコミックス)
今の大騒動につながる三十八巻から五十一巻まで復習読み。単純な話のようでさまざまな思惑が背後に流れている、伏線がいっぱいいっぱいの複雑な物語。
読了日:10月05日 著者:尾田 栄一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3326752

獣の奏者 (4)完結編
かつてこういう人類の歴史があったかもしれない。
読了日:10月03日 著者:上橋 菜穂子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3304283

獣の奏者 (3)探求編
善くも悪くも「探求編」という題名の通りの内容で同時に主人公たちが追い詰められていく物語。壮大な思考実験の場が解決・解放に向かって走り出す。
読了日:10月03日 著者:上橋 菜穂子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3304223

カムイ伝全集―決定版 (外伝5) (ビッグコミックススペシャル)
二巻から五巻まで通読。「少年サンデー連載編」は二巻の始めまでで以降は成人誌連載編となり大きく様変わりする。躍動感あふれる大きな物語に変化するのだ。
読了日:09月30日 著者:白土 三平
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3275533

One piece (巻5)
一巻から五巻まで復習。今活躍中のバギーに注目。まだ支離滅裂縦横無尽傍若無人奇天烈度が萌芽の程度だが熱いこころはすでに健在。
読了日:09月28日 著者:尾田 栄一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3252872

カムイ伝全集―決定版 (外伝1) (ビッグコミックススペシャル)
1965年から1966年までに発表された十四編。スタイリッシュなかっこいいカムイと個性的な忍者たちに刮目。
読了日:09月28日 著者:白土 三平
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■人を動かす「文章術」 (PHPビジネス新書 106)
プロの実践スキルを惜しげもなく公開。真摯な姿勢が伝わる。前著の『カリスマ編集者の「読む技術」』とともに得難い一書。
読了日:09月28日 著者:川辺 秀美
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■整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣
こうやって惜しみなく教えることで自身のやり方をさらに発展させていくのが小山流
読了日:09月27日 著者:小山 龍介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3246605

漢和辞典に訊け! (ちくま新書)
基本的知識・考え方をわかりやすく伝える完璧な入門書。
読了日:09月27日 著者:円満字 二郎
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■監禁 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
今年はディーヴァーの年。後年の作品のエッセンスがすべて詰まった傑作サスペンス。
読了日:09月27日 著者:ジェフリー ディーヴァー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3246378

■代がわり―鎌倉河岸捕物控 (ハルキ文庫 さ 8-17 時代小説文庫)
佐伯さんの作品の中ではいつも一番最後に読むことになるシリーズ。理由は派手さがないからなのだが、感動的な名場面が結構あるのでもっとも好ましいシリーズ。今回も読みでがある。
読了日:09月27日 著者:佐伯 泰英
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獣の奏者 2 王獣編 (講談社文庫 う 59-2)
「闘蛇編」を凌駕する怖さと迫力に満ちた傑作。
読了日:09月27日 著者:上橋 菜穂子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3246079

獣の奏者 1 闘蛇編 (講談社文庫 う 59-1)
巻を置くこと能わず。こんな骨太の物語だったとはつゆ知らず。最近の凡百の小説をはるかに超える傑作。
読了日:09月27日 著者:上橋 菜穂子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3246004

■海戦 (講談社文庫 さ 84-11 交代寄合伊那衆異聞)
作者の本領発揮。描きたいもの・こと・ひとを自由自在に活写。話が一直線に進むので変化に乏しく刺激が足りない面もあるがじっくり腰を据えて読むべき大柄な堂々たる物語に成長しつつある。この作者ならではの感動的な場面もあり、見事な出来栄え。
読了日:09月27日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3245856

■街の灯 (文春文庫)
間に明治・大正時代があっても昭和初期はまだ江戸時代と地続き立ったのか。歴史の連続性をも明らかにする傑作推理連作集。真の北村薫復活だ。
読了日:09月27日 著者:北村 薫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3245694

■疑心―隠蔽捜査〈3〉
抜群の読みやすさは会話と主人公の独白の面白さ、目頭を熱くさせる場面などが原因。健気な管理職の奮闘日記は今回も愉しい。
読了日:09月27日 著者:今野 敏
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3239385

ONE PIECE 巻55 (ジャンプコミックス)
なんと一気読みできなかった。一回休んで読了。中身が詰まっていて読み流せない。そして間を置いて再読した。まだ面白い。超充実の一巻だ。
読了日:09月27日 著者:尾田 栄一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3238902

ANGEL VOICE 12 (少年チャンピオン・コミックス)
廃部は延期、強豪との練習試合と展開が早すぎる。もちろん試合は見たいが急ぎすぎではないか。一人一人をもっと掘り起こしてほしかった。が、もちろんこれはこれで十分面白かった。
読了日:09月13日 著者:古谷野 孝雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3099971

キネマ旬報 2009年 7/15号 [雑誌]
映画『アマルフィ 女神の報酬』の監督についてもっと紙幅を費やしてほしかったが基本的情報としては十分。
読了日:09月13日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3099319

病葉流れて (幻冬舎文庫)
傑作『流星たちの宴』の作者の自伝的小説はやはり強烈に昭和そのもの。
読了日:09月13日 著者:白川 道
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3099215

寛永無明剣 (ハルキ文庫)
SF作家光瀬龍独壇場の時代活劇小説。迫力、緻密さ、描写、謎、殺陣、人物とどこをとっても一流。
読了日:09月12日 著者:光瀬 龍
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3083283

■リバース
物語は偶然から始まる。偶然の積み重ねが物語の厚みを生み出す。その過程を十分に楽しめる傑作。
読了日:09月12日 著者:北國 浩二
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3079455

■ダブリンで死んだ娘
過去が現在の人を直撃し未来を震撼する。この重厚な物語は完結したのか。
読了日:09月06日 著者:ベンジャミン ブラック
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3016572

■異館―吉原裏同心〈11〉 (光文社時代小説文庫)
裏同心の多忙な日々と思いがけない「異館」の発見。興趣が尽きず。
読了日:09月06日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3016536

■少女漫画 (クイーンズコミックス)
恐るべし咀嚼力。名作五編を種に今の日本の核心を見事についた。「パタリロ」にはまる。NHK金曜ドラマ派遣のオスカル」で知る。
読了日:09月01日 著者:松田 奈緒
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2970705

■しのびよる破局―生体の悲鳴が聞こえるか
健康であれ、と誘導しながら同時に病める方向にも誘っているというシステムが今の日本のあり方だとしたら一人では生きられないのは当然のように思えてくる。明日はどっちかと悩む。実に読みやすく、怖い本。
読了日:09月01日 著者:辺見 庸
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2970365

■クリスマス・プレゼント (文春文庫)
じっくりと味わうように読まないと凄さがわからない。一応ミステリーの枠内だが、ものによっては怖いときのブラッドベリに通じる何かが出てくる。まさに傑作集。
読了日:09月01日 著者:ジェフリー ディーヴァー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2970277

■Damons 13 (少年チャンピオン・コミックス)
マーベルコミックやハリウッドアクション大作を超える華々しさと哀しさ、おぞましさ。絵柄が気にならなければ13巻までノン・ストップ。少年チャンピオンがえらい。
読了日:08月31日 著者:手塚 治虫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2961590

■竜(RON) (8) (ビッグコミックス)
「エンジェルボイス12」を待つ間に読むのにはふさわしくないかも、という文芸大作的な重厚な歴史物語。「赤いペガサス」ファンだった。とりあえず映画編とでも呼ぶべきここでいったん読みを停止。
読了日:08月31日 著者:村上 もとか
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2961555

エリアの騎士 5 (少年マガジンコミックス)
「エンジェルボイス12」を待つ間と思い読む。好対照の絵柄・雰囲気。典型的少年マンガだが、サッカー愛で拮抗している。
読了日:08月31日 著者:月山 可也,伊賀 大晃
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2961472

ANGEL VOICE 11 (少年チャンピオン・コミックス)
不覚にも全く知りませんでした。サッカー版「スラムダンク」だったとしても断固支持。まず一気にここまで読み、また再読するぞ。傑作。少年チャンピオンえらい。
読了日:08月31日 著者:古谷野 孝雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2961418

■沽券―吉原裏同心10 (光文社文庫 さ 18-23 光文社時代小説文庫)
犠牲者のことを考えるとそれほどすかっとしないのがこのシリーズの特色。守る側がどうしても後手に回る。今後の汀女の活躍を暗示するの巻。
読了日:08月31日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2961319

■仮宅―吉原裏同心9 (光文社文庫 さ 18-21 光文社時代小説文庫)
「炎上」に続き、吉原に魔の手が忍び寄る。その犯行の理由がとんでもないもので実に忍びない。
読了日:08月28日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2928692

■卑怯三刀流 (双葉文庫 か)
描写など不必要とばかりに作者の奇想は自由自在。あっと言う間に読めてしまうのは小難しい描写や理屈が全くないから。癖になる。
読了日:08月22日 著者:風野 真知雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2869249

■炎上―吉原裏同心8 (光文社文庫 さ 18-19 光文社時代小説文庫)
他のシリーズと一線を画す大人の雰囲気。軽さが少ないのは歴史的な言及が他よりも多いからか。
読了日:08月22日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2869228

■Damons 1 (少年チャンピオン・コミックス)
原作・手塚治虫に引かれて読む。スタイリッシュな絵柄が残酷度を弱めているが、これはまぎれもなく『北斗の拳』である。
読了日:08月19日 著者:手塚 治虫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2844307

ダイヤのA 16 (少年マガジンコミックス)
球漫画は特にキャラクター造形が命。今のところ作者は絶好調。
読了日:08月18日 著者:寺嶋 裕二
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2833186

■杜若艶姿―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)
ファンは小籐次とおりょう、駿太郎の幸せを望んでいる。この巻は嵐の前の静けさ。次回、江戸を震撼させる大きな事件が小籐次を襲うはず。三人とも無事に生き残れるか。などとどうしても考えてしまう。
読了日:08月17日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2824626

■消えた女―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫)
ただ一人文字通り徒手空拳で謎を解明しようとする元岡っ引きの主人公伊之助を見事に描いた傑作時代小説としかいいようがない。今日までよくぞ見逃していたものだ。書き下ろし文庫時代小説が新幹線向きだとしたらこれは鈍行の長旅向き。書きっ振りが全く違う。
読了日:08月16日 著者:藤沢 周平
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2814947

ハチワンダイバー 11 (ヤングジャンプコミックス)
アストロ球団』的傾向が出てきた。疾走感満貫全席風でここまで一気に読むしかなかった。将棋よりも勝負の行方が気になる。その世界観が気になる。
読了日:08月16日 著者:柴田 ヨクサル
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2813133

■古本買いまくり漫遊記
海外に出かけるのが凄い。伏して拝むのみ。
読了日:08月16日 著者:北原尚彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2813088

■萩原重化学工業連続殺人事件 (講談社ノベルス ウF-)
長さを意識させながらも読み続けさせる豪腕がすばらしい。日本のディーヴァーか。
読了日:08月16日 著者:浦賀 和宏
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2813024

度胸星 4 (KCデラックス)
山田版「2001年宇宙の旅」というべき大傑作。「宇宙兄弟」を連想して読んでみたら甲乙つけがたし。SF度では完勝。主人公が火星に出発し超紐理論が本格的に展開されそうなところで打ち切りとは殺生だ。大雑把といえばその通りだがそれを超える情熱のほとばしりがある。第5巻が読みたい。
読了日:08月16日 著者:山田 芳裕
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2812904

■SF本の雑誌 (別冊本の雑誌 15)
アイザック・アシモフがはじめから抜けている。ベスト1の前のベスト0ということか。全頁楽しく耽読した。
読了日:08月14日 著者:本の雑誌編集部
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2788128

■バカのための読書術 (ちくま新書)
読書術というのは誰が書いても毒舌になる。小谷野流の毒舌・ものいいが楽しい。
読了日:08月14日 著者:小谷野 敦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2788083

■忠治狩り (光文社時代小説文庫)
時代活劇の醍醐味横溢の傑作。作者が思い切り自由に書き上げた全327ページは読みごたえ十分。
読了日:08月13日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2780675

■鵺女狩り (光文社文庫)
猿と戦い、さらに鵺とも戦う。愛犬のあかが終始登場、主人公親子とともに遍路路を歩む。
読了日:08月11日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2761752

■秋帆狩り (光文社文庫)
交代寄合」シリーズに近接する時代とあってこちらもスケールが大きい。艦砲射撃など当たり前の時代劇になってきた。一方で有名な国定忠治や妖怪鳥居が登場して結構華やかだ。
読了日:08月11日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2759624

■一流の思考法 WBCトレーナーが教える「自分力」の磨き方 (ソフトバンク新書 108)
閉じていたら自分力を磨くことはできないのか。自分力は自分のためだけのものではなく社会性のあるものだという意見が新鮮だ。
読了日:08月09日 著者:森本 貴義
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2739089

■英語力が飛躍するレッスン―音読・暗写・多読のメソッド公開
題名の通りの内容で独学にも対応している。画期的な方法。
読了日:08月09日 著者:今井 康人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2739069

■大きな約束
永遠に続きそうな椎名誠さんの日常の記録エッセイ。
読了日:08月09日 著者:椎名 誠
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2739047

■ウォリス家の殺人 (創元推理文庫)
救いのない題材・事件を丁寧な語り口に先導されて読み終わると最後に「景色」が変わる。見事。最後の一行は完璧。
読了日:08月08日 著者:D.M. ディヴァイン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2727875

朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)
このままでは終わらないと意外な犯人を無理やり求めて読んでいたので384ページの長さがまったく気にならなかった。新潮文庫で出ると傑作だと思えてくるから不思議。
読了日:08月06日 著者:今野 敏
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2704663

■私の勉強法を公開します!-人生を豊かにする「学び」の秘密
読みやすい文章、理解しやすい構成・工夫は長年の勉強と苦心の成果。著者の実践がまっすぐに伝わってくる。
読了日:08月05日 著者:尾崎 哲夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2695514

■続 大きな約束
孫の風太くんとの日々という内容にはならず残念。次の「続・続 大きな約束」のために書いておく必要のあった本という感じ。
読了日:08月05日 著者:椎名 誠
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2695431

■難航 (講談社文庫 さ 84-10 交代寄合伊那衆異聞)
10巻めでやっと納得。この方法性で話が進むなら前代未聞の時代活劇が現れる。完結してしまった『古着屋総兵衛』シリーズに迫る勢いを取り戻した。
読了日:08月05日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2695352

私小説のすすめ (平凡社新書)
読んでいるこちらがいわば火傷しそうな勢いのある入魂の一書。この本自体が立派な私小説になっている。お見事。
読了日:08月05日 著者:小谷野 敦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2695311

■御暇―交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)
多分作者が目指す新しい波瀾万丈の時代活劇まであとわずか。江戸の道場シーンでやっと一息。次の展開がが愉しみ。
読了日:08月03日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2681848

■孤闘―立花宗茂
頭角を表すのが早いので題名の通りに非ず。徳川家康の時代の浪人生活を言うのか。孤軍奮闘の厳しさ、寂しさ、抑圧はあまり伝わらぬがただ抜群に面白い。上田本は間違いなく中毒になる。
読了日:07月26日 著者:上田 秀人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2590854

■神国崩壊―探偵府と四つの綺譚 (ミステリー・リーグ)
全体が壮大な冗談世界。小説だからあたりまえ。どうにでも解釈できる架空の物語をこんなに達者に構築できる作者は無敵。
読了日:07月26日 著者:獅子宮 敏彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2588711

GIANT KILLING 10 (モーニングKC)
絵柄がやや鋭くなったような気がして初め違和感があったがすぐに慣れた。集団活劇として実に面白い。カレーパーティーのくだりはその典型。活劇とは言わないか。でも89話はいい。
読了日:07月20日 著者:綱本 将也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2521053

■苫米地式コーチン
「スコトーマ」に気づく。「抽象度の高い思考」を身につける。何か肝心なこと・核になることを避けて説明しようとしているので隔靴掻痒の感が募るがこの二つには説得力があった。不思議な本だ。
読了日:07月20日 著者:苫米地 英人
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侘助ノ白―居眠り磐音 江戸双紙〈30〉 (双葉文庫)
『密命』と同じ二元中継が成功して物語に厚みが出た。このくらいの時代になると強い浪人などほとんどいなくなっているはず。そうでなくとも主人公が相当数の剣客と対決しているのだからもう一人勝ちみたいなものだろう。そんな余計なことまで考えた。
読了日:07月20日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2520786

■神君の遺品 (光文社文庫 う 16-10 光文社時代小説文庫 目付鷹垣隼人正裏録 1)
ちょっと上田秀人中毒気味。「目付に云付る」めつけにいいつける?なんだなんだと思い悩んでいるうちにいつのまにか独特の上田ワールドに心地よくひたっていた。人間関係の展開の仕方もスパイしている者たちの独語も上田秀人ワールドそのもの。今回もはまる。
読了日:07月20日 著者:上田 秀人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2520618

ダイヤのA 1 (少年マガジンコミックス)
この野球漫画も面白くなりそう。野球をしている間のことだけでなく学校での言動などもほどよく描いていきそうな気配があるので愉しみだ。
読了日:07月19日 著者:寺嶋 裕二
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2506849

聖☆おにいさん 1 (モーニングKC)
仏陀とイエスの降臨コンビが浅草を行く。豊川にいさんと佐々木にいさんで映画化またはテレビドラマ化するしかない。
読了日:07月19日 著者:中村 光
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■最強!あおい坂高校野球部 20 (少年サンデーコミックス)
節目の20巻。まるで鏡のように相手のことを理解できる縁をもつ監督同士の対決が選手たちの力をさらに引き出して勝利に導くのか。絵も会話も、話の展開も文句なく「最強」打。
読了日:07月19日 著者:田中 モトユキ
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GIANT KILLING 1 (モーニングKC)
監督が主人公だと選手がとんでもない苦労を背負うことになりそうだ。選手は道具ではないのだから物語の幅を広げる葛藤は豊富にある。ゲームの魅力だけに終わらないものを期待できそうだ。
読了日:07月19日 著者:綱本 将也
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ONE PIECE 巻54 (ジャンプコミックス)
54巻にして中盤。佳境に入る。これからが本当に面白くなりそうだ。
読了日:07月19日 著者:尾田 栄一郎
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■蛇衆
夢枕貘だったらもっと熱い蛮勇男子のスーパー時代活劇になったはず。あの宮部みゆきが推したので読んだ。話の展開が早く読むしかなかった。面白かった。次の作品が楽しみ。
読了日:07月19日 著者:矢野 隆
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■B型の品格―本音を申せば
シリーズ11冊目。読み始めるとつい読み終えてしまうので用心していたのにもったいないことをしてしまった。それにしてももうずいぶん長いことこの著者の本・文章を読んできた。
読了日:07月18日 著者:小林 信彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2497104

■継承 (講談社文庫 う 57-4 奥右筆秘帳)
面白い。完結してから、と思っていたのに。ひとつくらいは10年続くシリーズを残してほしい。主人公の「弱さ」から推理するとこれが一番長期シリーズにふさわしい。
読了日:07月16日 著者:上田 秀人
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■速読勉強術―限られた時間で差をつける!
高速大量回転法を実行してみようとは思うのだが、心の持ち方から変えていかねば実に困難だ。
読了日:07月16日 著者:宇都出 雅巳
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2476116

■できる人は知っている 頭のいい勉強法
「人に教えるメリット」は三つ。事実の再確認、新しい発見、モチベーションをあげる。二つ目が「教えることは新しい発見をすること」になる。自分が覚えたことをただなぞるだけのことではないのだ、教えるということは。奥の深いことなのだ。
読了日:07月16日 著者:箱田 忠昭
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■仕事頭がよくなるアウトプット勉強法
『メモしたら頭はからっぽ、「考える」に集中できる』これに一番驚いた。頭がからっぽで考えられるのか。その驚いた頭でこの本をもう一度読み返さなければならないような気がする。勉強法を語る多くの類書と似ているようで実はにていないのではないかと感じたからだ。一回汲んで枯れる井戸とは異なる趣がある。
読了日:07月14日 著者:増永 寛之
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■終焉の太刀―織江緋之介見参 (徳間文庫)
完結編にふさわしい仕掛けと大立ち回り。但し、急な簡潔編という感もなきにしもあらず。確認のためにはじめから読み直すわけにはいかないが。でも、とにかく文句なく面白かったことは確か。
読了日:07月06日 著者:上田 秀人
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■がんと闘った科学者の記録
ずばりの題名と内容、文章。本になることを想定していたかどうか。手抜きのないプロの仕事・方法の一端を知ることができた。プロのラドラムのサスペンス小説は読んだのだろうか。
読了日:07月05日 著者:戸塚 洋二
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竹内流の「書く、話す」知的アウトプット術
類書を越える明晰さと読みやすさ。まさにプロフェッショナルの流儀。一気に読んで一気に理解したつもりにならずに実践しながら再三再四復習する必要あり。
読了日:07月05日 著者:竹内薫
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■相剋―密命・陸奥巴波〈巻之21〉 (祥伝社文庫 さ 6-46)
322ページに佐伯泰英宇宙、炸裂。名場面が多く、濃厚。次の二十二巻めはこの倍の長さで読みたくなるほど中身の充実度が高い。大団円が近い緊迫の巻。
読了日:07月05日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2374004

■女刺客―鎧月之介殺法帖 (双葉文庫)
鎧月之介殺法帖の5巻め。今後の展開を模索中。ヒーローにふさわしい事件、相手が見つからず困っている風。1作めの緊迫感が次でよみがえるのが愉しみ。
読了日:06月28日 著者:和久田 正明
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2300567

ジョーカー・ゲーム
なにか的確で上質な感覚に関わることができた喜びを声にしたくなるような傑作連作短編集。そのうち久生十蘭に匹敵する物語が出てきそうな予感を楽しむ。
読了日:06月28日 著者:柳 広司
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■冬桜ノ雀 (双葉文庫 さ 19-33 居眠り磐音江戸双紙 29)
肝のすわった強豪が登場して安堵。主人公が無敵を極めると迫力と不安が生まれず単調になるから。『密命』シリーズにも今回のような『帝都物語』風の怪しげな剣客が登場して主人公を苦しめたのを思い出した。「盲目の老刺客」の章は久々に引き締まり良かった。次の30巻が楽しみ。
読了日:06月27日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2296007

■反=文芸評論―文壇を遠く離れて
どれも独創的な内容で面白い。村上春樹への批評は痛烈。またドイツ文学者関係の話題への距離感が意外と公正な感じ。娯楽風評論。
読了日:06月14日 著者:小谷野 敦
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■文芸誤報
面白い。今本屋さんにある本の総合カタログ風。朝倉かすみという作家の本が一番面白そう。読まなくてもいい本を教える本風。
読了日:06月14日 著者:斎藤 美奈子
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■刑事の墓場 (講談社文庫)
『脳男』から気にかかっていた。が、読むのは2作め。期待通りに面白く読めた。意外と控えめな語り口と真相の地味さが驚き。もっとへんてこな話を予想していた。題名はどっちが「刑事の墓場」なんだという反語だろうか。続編の題名は『馬鹿な刑事』という感じ。
読了日:06月13日 著者:首藤 瓜於
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グラスホッパー (角川文庫)
救いのない結末に向かってまっしぐらと思いきや、心地よげなラストに収束。よかった。
読了日:06月11日 著者:伊坂 幸太郎
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宇宙兄弟 5 (モーニングKC)
脚本がいい。10巻までなら大傑作になる。
読了日:06月07日 著者:小山 宙哉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2076431

宇宙兄弟 4 (モーニングKC)
集団劇はこうありたい。個性の書き分けがうまい。
読了日:06月07日 著者:小山 宙哉
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宇宙兄弟 3 (モーニングKC)
もうやめられません。降りられません。
読了日:06月07日 著者:小山 宙哉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2076363

■目白雑録 3
著者紹介欄に「1947年、高崎市生まれ」とある。ひびのあれこれを語る著者は正直、こういうところを隠さない。老いや「甥」の話題、おいこらというような語り口についつられて読み耽ってしまう。小説も読みたい。
読了日:06月07日 著者:金井 美恵子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2076273

宇宙兄弟 2 (2) (モーニングKC)
まだおもしろい。自意識過剰のだめ男のように見せて実は、という愛嬌あふれる男の物語。
読了日:06月07日 著者:小山 宙哉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2076248

バガボンド(2)(モーニングKC)
武蔵がついに主人公としての資質を発揮。文句なし。
読了日:05月24日 著者:井上 雄彦,吉川 英治
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1934967

バガボンド(1)(モーニングKC)
スラムダンク、リアルの次はこれ。やっと少し読む気になってきた。
読了日:05月24日 著者:井上 雄彦,吉川 英治
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1934934

海皇紀 39 (39) (講談社コミックス 月刊少年マガジン)
策士の対決は延長戦に突入。
読了日:05月24日 著者:川原 正敏
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1934857

海皇紀 38 (講談社コミックス 月刊少年マガジン)
夜中の決戦開始直前。
読了日:05月24日 著者:川原 正敏
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1934796

海皇紀 37 (37) (講談社コミックス 月刊少年マガジン)
ビゼンの母が登場。敵との駆け引きがつづく。
読了日:05月24日 著者:川原 正敏
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1934712

隠の王 (1) Gファンタジーコミックス
ブコメタッチの絵柄に負けそうだ。
読了日:05月24日 著者:鎌谷 悠希
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1934692

■あずみ 48 (ビッグコミックス)
だ1部堂々の完結。あずみの老衰死までやって欲しかった。
読了日:05月24日 著者:小山 ゆう
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1934657

宇宙兄弟 1 (モーニングKC)
これは愉快、おもしろい。兄の繊細さ、細かさ、内面の豊かさが秀逸。
読了日:05月24日 著者:小山 宙哉
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1934614

■ジナス-ZENITH 1 (モーニングKC)
よみがえりし者の殺し屋とは。意味不明な設定と地味な絵柄の落差が恐い。
読了日:05月24日 著者:吉田 聡
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1934562

喧嘩商売 1 (ヤングマガジンコミックス)
題名を裏切るギャグ噴出。こういう路線で進むのか。先が楽しみ。
読了日:05月24日 著者:木多 康昭
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1934529

不思議な少年 7 (モーニングKC)
顔の表情に尽きる。さまざまな顔のアンソロジーは尽きぬ興趣と深い感慨を引き起こす。もちろん傑作短編集の高みにある。
読了日:05月18日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1883883

■とめはねっ! 4 (ヤングサンデーコミックス)
のんびりとした筆致と絵柄、話の展開。究極の癒し漫画である。止められない!
読了日:05月18日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1883824

■文才がなくても書ける小説講座 (ソフトバンク新書)
大胆な題名に購買意欲が減じた。それでも思いきって読んで正解だった。「読める」講座でもあった。この著者は凄い。あと5冊は読んでみたい。
読了日:05月17日 著者:鈴木 信一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1875430

少女ファイト 5 (イブニングKCDX)
「うちには魔女がいるからね、負ける訳ないのよ」という試合展開はいろいろな香辛料が使ってあって面白い。
読了日:05月17日 著者:日本橋 ヨヲコ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1875380

■あずみ 47 (ビッグコミックス)
哀切の巻。家光と福島正則を亡き者にしようとする陰謀の渦の真ん中に飛び込もうとするあずみ。48巻に続くのだ。
読了日:05月17日 著者:小山 ゆう
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1875310

■あずみ 46 (ビッグコミックス)
月夜の巻。あずみにこころを奪われた家光。取り込もうとする福島正則。謀略の決行時に向かってあずみは結局引き寄せられてゆく。
読了日:05月17日 著者:小山 ゆう
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1875261

■リアル 8 (8) (ヤングジャンプコミックス)
43から48まで。高橋久信のリハビリ、野宮の夢・目標。新たに白鳥登場。世界が広がってゆく。有機的につながってゆく。
読了日:05月17日 著者:井上 雄彦
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■リアル 7 (7) (ヤングジャンプコミックス)
37から42まで。水島亮登場。野宮「そいつをまず認めろ」またキマル。ドリームス戦の行方。
読了日:05月17日 著者:井上 雄彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1870984

■リアル (6)
31から36話まで。父親が登場し、高橋久信の深層があらわになってくる。また、野宮「おめーが踏みにじっている今を」がキマル。
読了日:05月17日 著者:井上 雄彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1870901

PLUTO 7 (ビッグコミックス)
エプシロンの死。
読了日:05月17日 著者:浦沢 直樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1866850

PLUTO 6―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (ビッグコミックス)
ゲジヒトの死。
読了日:05月17日 著者:浦沢 直樹,手塚 治虫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1866823

■人生を変える大人の読書術
短時間で読めた。美点であると同時にもの足りない点だった。凄味のある本を期待していた。
読了日:05月16日 著者:牧野 剛
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■800字を書く力 (祥伝社新書) (祥伝社新書 102)
言葉を実感する読み方ができれば書くと時にも読み手が深く読みたくなる文章を書くことができる。示唆と指示、思考に富む入門書。
読了日:05月16日 著者:鈴木 信一
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■マエストロ 2 (アクションコミックス)
75歳?の個性的な指揮者の出現によってオーケストラの演奏者たちが気持ちよく翻弄されていく。
読了日:05月16日 著者:さそう あきら
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BLOODY MONDAY 1 (少年マガジンコミックス)
天才ハッカーファルコンは高校生。テレビドラマ化された評判作。絵柄はいいような悪いような、微妙なところを行ったり来たりで、学園漫画ふうでありながら社会派漫画風でもあるというバランスのとりづらさが見えます。
読了日:05月16日 著者:恵 広史,龍門 諒
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■リアル (5) (Young jump comics)
二十五から三十話まで。エゴとエゴが激突。エゴとは何か。他のエゴと折り合いはつくのか。エゴに気がつかないと心は崩れるのか。日常の生活は哲学的な問題に満ちている。死ぬわけにはいかない。どういうふうに解決するのか。考えるために「リアル」を読む。何度も読む。七百万部突破とあるが七百万人以上の読者がいるのか。心強い漫画だ。
読了日:05月16日 著者:井上 雄彦
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■リアル (4)
十九話から二十四話まで収録。「強くなる」とはこういうことだ、と結論を出して言動を切り換えるのは不可能に近い偉業なのかもしれない。見た目ではわからない困難な戦いが熱く冷たく続く。次を読んでもまたここに戻る読み方になる。精緻に読みたくなる絶品。
読了日:05月16日 著者:井上 雄彦
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ジパング 39 (39) (モーニングKC)
遂に草加と角松が直接対決。草加の提案の真意はいかに。
読了日:05月13日 著者:かわぐち かいじ
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ジパング 38 (38) (モーニングKC)
次々に人が命を失っていく。原爆をめぐって日本人同士の死闘が始まる。後味はよくない。
読了日:05月13日 著者:かわぐち かいじ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1838805

■MAJOR(メジャー) 71 (少年サンデーコミックス)
茂野の左指に異変。どう乗り越えるのか。だめなのか。不安な終わり方。
読了日:05月13日 著者:満田 拓也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1833696

少女ファイト 4 (イブニングKCDX)
濃密な絵柄とギャグ満載の本気ストーリーは何度でも読める。
読了日:05月13日 著者:日本橋 ヨヲコ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1833685

ONE PIECE 巻53 (ジャンプコミックス)
突然出現したバーソロミューくまによって次々に消される仲間たち。ルフィは女海賊の島に飛ばされ、新たなサイドストーリーが始まる。
読了日:05月13日 著者:尾田 栄一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1833660

ONE PIECE 巻52 (52) (ジャンプコミックス)
黄猿らの圧倒的な強さの前に海賊ルーキーたちはぼろぼろにされるが不死身といえば不死身だから戦いの決着はなかなかつかない。
読了日:05月13日 著者:尾田 栄一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1833630

■マエストロ (1) (ACTION COMICS)
異能の爺指揮者が埋もれていたわけはないから今まで知られていなかった理由を知りたい。絵柄、人物は個性的で癖になる。お話はどうか。どこまで大風呂敷を広げられるのだろうか。楽しみなシリーズ。
読了日:05月08日 著者:さそう あきら
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1788483

■危機之介御免 1 (マガジンZコミックス)
原案・大友克洋とあるからには時代劇が現代劇になり、さらに未来劇になっていくはず。絵柄は不気味で魅力的。
読了日:05月07日 著者:大友 克洋
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1780446

鉄のラインバレル 4 (チャンピオンREDコミックス)
忍者もの風の物語展開は永遠に読ませる。絵柄はもちろん文句なし。
読了日:05月07日 著者:清水 栄一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1780395

ベルセルク 33 (ジェッツコミックス)
スケールの異なる異存在物が人間の世界に関わるとはもはや思えない。対決よりは吸収、吸収よりはもともと同じ存在。ガッツの抱える魔が表に出た時にすべての世界は終焉を迎える。しかし、物語は淡々と進む。
読了日:05月05日 著者:三浦 建太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1752684

BECK volume34 (KCデラックス)
ついに完結。熱狂とは裏腹に寂しげな哀しげな落ち着かない感じがのこる。
読了日:05月05日 著者:ハロルド作石
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1752647

■最強! 都立あおい坂高校野球部 14 (14) (少年サンデーコミックス)
甲子園開幕戦と2回戦の17巻、2回戦と3回戦の18巻、3回戦と準々決勝の19巻と続けて3冊。
読了日:05月05日 著者:田中 モトユキ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1749489

■海神記[下] (光文社コミック叢書〈SIGNAL〉 (0007))
完結していない。まさに筆者渾身の生涯作。静かに座して待つのみ。まさに筆者自身の魂を削る大作。
読了日:05月05日 著者:諸星 大二郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1746634

■海神記 上 (1) (光文社コミック叢書“シグナル” 6)
日本の古代を過剰な言葉への信頼と人間集団の大移動を通して壮大かつ重厚にに描ききった。
読了日:05月05日 著者:諸星 大二郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1746613

■偏差値崩壊
確信に満ちた勢いある文章は人間にとって大事なことを常に訴えかける。読んで考えて、考えてまた読んでと必然的にそうなる。
読了日:04月30日 著者:牧野 剛
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1705053

■世話焼き家老星合笑兵衛 花見の宴 (小学館文庫)
世話焼き道楽シリーズ第四弾は後半がぐいぐいぐいぐいと力強い。前半のまったり感はそのためだった。結局は期待通りの面白さを堪能した。
読了日:04月29日 著者:中里 融司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1695530

河合塾マキノ流!国語トレーニング (講談社現代新書)
わかったと納得できる読み方について答えをもらった。再読をつみかさねる。
読了日:04月27日 著者:牧野 剛
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1675236

■この文庫書き下ろし時代小説がすごい! 時代小説愛好会が選ぶベストシリーズ20
遂に出た。上田秀人1位は納得。が、他の19シリーズは読んでいない。殿堂入り作家は6人中5人。2008年刊行の書き下ろし文庫シリーズもの限定にした点が大英断。早川書房が罪ほろぼし(なんの?)に宮本昌孝先生に歴史・時代・剣豪・ミステリシリーズの執筆を依頼することをひそかに希望。
読了日:04月12日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1541752

■世界小娘文學全集----文藝ガーリッシュ 舶来篇
はじめは「ミステリマガジン」の連載。その後、追っかけのように読んでいる。谷沢永一『紙つぶて』の未来版のような魅力あり。"「ひと手間かける」読書"とは傑作。すばらしい。
読了日:04月12日 著者:千野 帽子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1541645

■竹中式マトリクス勉強法
竹中式と呼べるほどの独創性はない。でも、まとまりがあり、読みやすい。
読了日:04月11日 著者:竹中 平蔵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1532505

■老筋力
年をとってもきちんと動くために簡単なトレーニングを続ける。続けることで自分の体を守る。類書の中で最も簡潔だが、深い。
読了日:04月11日 著者:久野 信彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1532229

■TIMEを読むための10のステップ (研究社ブックス―get it)
簡便でよい。情報量は少なくとも繰り返すことで英語が身近なものになりそうだ。10年前の書籍だが十分有益。
読了日:04月06日 著者:薬袋 善郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1492222

コンラッド・ハーストの正体 (新潮文庫)
現実的な暗殺者・スパイもの。最近の007映画のような展開。あまり破綻しない内省的な主人公。完成度が高い分、飛躍の点で物足りなさを感じる。
読了日:04月06日 著者:ケヴィン ウィグノール
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1483875

■楽しく、ラクに、シンプルに! 英語ハックス
「心の鎖国を解いて」「目を開けば」よい。力まずに英語を楽しむ手段の数々。簡単でわかりやすい指南書。
読了日:04月04日 著者:佐々木 正悟,堀 E. 正岳
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1467436

GQ JAPAN 2008年 12月号 [雑誌]
特集「名著再読」が別冊付録「QG新書・名著の処方箋」付きで最高のものになった。特集とは別にデイヴィッド・フォスター・ウォーレスのこと、死を知る。
読了日:04月04日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1465139

■U.W.F.戦史
当時の熱狂的UWFブームの裏側をプロレス雑誌や当事者たちの文章を発掘してかなり客観的に再現した労作。読みごたえ十分。この著者に興味をもった。
読了日:04月04日 著者:塩澤 幸登
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1465050

■終焉の必殺剣―同行屋稼業5 (光文社文庫 な 27-5 光文社時代小説文庫)
表紙絵に登場しなかった泉阿弥、毎回かっこよかった雫と歓十郎。気宇壮大な物語として完結、めでたし、めでたし。なんといっても作者の物語づくりと文章のうまさに脱帽。見事な五部作でした。
読了日:04月02日 著者:中里 融司
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■落日の哀惜剣 同業屋家業四 (光文社文庫)
同行屋稼業シリーズは残り1冊。まことに惜しい。残念。主人公たち三人三様の生き方と悪名高い田沼意次のあり方が交錯して余韻の残るあじわい深い中編集。コミック風の表紙で敬遠していたことを反省。肝心要の決闘場面はもちろん文句なくよし。それにしても感じるのはこの作者の力量の大きさと奥深さ。
読了日:03月28日 著者:中里 融司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1399051

Esquire (エスクァイア) 日本版 2009年 04月号 [雑誌]
「学び、再起動。」つまり「温故知新」だが、マシン起動のようにスイッチを押してさあスタートといかない。困難な道だ。でも「温故知新」なのだな。
読了日:03月23日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1362580

■夏から夏へ
4継のひとりひとりの人物像がかっこよすぎるくらいに著者の感性のままに描かれていて本当に心地よい。ファン3倍増計画大成功。
読了日:03月22日 著者:佐藤 多佳子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1355342

■狂科学ハンターREI (電撃文庫)
電撃文庫ではどうかと試しに読んでみたらやはり面白い。真っ向勝負のSFアクション。スピルバーグやXメン、アイアンマンも真っ青のハリウッドCG映画ばりの迫力。カバーもイラストも小畑健で双方ともに100点満点。
読了日:03月22日 著者:中里 融司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1355261

■惜別の残雪剣 (光文社文庫)
「心の一方」の前作。今回は刃を交わすと大変なことになる「妖剣」が登場。次はどんな剣が出てくるのか楽しみなバージョン・アップ時代小説のよう。カバーイラストにはまたまた泉阿弥の姿はなし。雫がどんどん美化されていくだけ。が、間違いなく面白いので困る
読了日:03月20日 著者:中里 融司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1333214

■暁の斬友剣 (光文社文庫)
同行屋稼業の二冊目。ボリューム縮小なるも第一話が長めの中編なので読みごたえは十分。友を斬る剣というネーミングが凄い。剣友という概念も凄い。カバーイラスト(藤田香)に泉阿弥登場せず、残念。赤と黄の残念拳だ。殺陣場面がなくても面白いキャラクター時代小説。漫画に近い楽しさかも。
読了日:03月18日 著者:中里 融司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1316059

■ドイルとホームズを「探偵」する (日経プレミアシリーズ)
和訳名「まだらの紐」がネタばらしだったとは。わずか190ページの世界、よくぞ簡潔かつ読みやすい読み物にした、感服。
読了日:03月17日 著者:河村 幹夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1311716

■斬剣 冥府の旅 (光文社文庫)
カバーイラスト(藤田香)の劇画調を怪しんで開きもしなかったのは大きな過ちだった。こんな気持ちの良い大傑作だったとは驚き。驚天動地の独自性と豊かな筆致に感動すら覚える。6年間も見逃していたのだ。『世話焼き家老』同様愛すべき個性の釣瓶打ち。かのジャック・ヒギンズは端役までも魅力的かつ印象的に描いたという。この物語もまったくその通り。それにしてもと思うのは再び表紙だ。侍が二人、だが肝心の主要人物をなぜカットしたのか。もう一人の主人公のその設定がポイントなのに。いろんな意味で気にかかる表紙絵である。
読了日:03月15日 著者:中里 融司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1299425

■世話焼き家老 星合笑兵衛 悲願の硝煙 (小学館文庫)
おおらかな闊達時代小説。破天荒な世界が見事に成立している。「悲願の硝煙」という題名は読者を遠ざけるが内容にはぴったり。こんな時代小説は初めて読んだ。心残りは2作めだったこと。※219ページ2行め「京弥」は「喜一郎」の誤植か。
読了日:03月05日 著者:中里 融司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1197504

■時代劇は死なず!―京都太秦の「職人」たち (集英社新書)
今、テレビの時代劇を安定供給しているNHKもこういう{「職人」たちが支えているのだろうか。時代劇づくりの背景をわかりやすく解説。楽しかった。
読了日:03月02日 著者:春日 太一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1167185

■照葉ノ露 (双葉文庫 さ)
最低でも3冊ためてから読むべし。1冊では十分に味わえない。今回はつい読み終えてしまった。1年間我慢する値打ちあり。次は来年の1月に、と楽しみに待てる好シリーズ。
読了日:03月02日 著者:佐伯 泰英
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/1167050

■海王〈下〉
作者はものすごい欲張り。真偽混沌たる名場面鑑賞者として読者はトイムトラベラーに仕立て上げられる。「ふたり道三」「風魔」「海王」これはもう最近の時代小説王道三部作。作者の豪腕は熊鷹に憑依した。傑作大巨編。
読了日:02月22日 著者:宮本 昌孝
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■流転の果て―勘定吟味役異聞8 (光文社文庫 う 16-9 光文社時代小説文庫)
吉宗の時代になった。際限なく続きそうだったが、八で完結。水城聡四郎が別の名前で再登場しそうな終わり方。
読了日:02月21日 著者:上田 秀人
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■宣告 ―密命・雪中行(巻之二十) (祥伝社文庫 さ 6-44)
緊張感の持続が感動を生む。20作目でも実現。傑作。
読了日:02月20日 著者:佐伯 泰英
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■海王〈上〉
「剣豪将軍義輝」に劣らぬ波瀾万丈の大冒険時代活劇。文句なし。
読了日:02月14日 著者:宮本 昌孝
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■偽小籐次―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)
まんぞく、まんぞく。期待以上の心地よさは小籐次が大胆さと配慮の人だから。今回もやっぱり面白かった。ためらいなく読み始めることができる今は最高のシリーズ。
読了日:02月12日 著者:佐伯 泰英
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■審判 (ハヤカワ・ノヴェルズ)
無慈悲な犯罪者は怖い。甘いロマンスに溺れている場合ではない。
読了日:02月08日 著者:ディック フランシス,フェリックス フランシス
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■警視庁神南署 (ハルキ文庫 こ 3-20)
なんとまあ結局気に入った。スカウト・噂・夜回り・自首・刑事部屋の容疑者たち・異動・ツキ・部下・シンボルの続き方は快感。87分署の心地よさ。
読了日:02月07日 著者:今野 敏
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■STUDY HACKS!
長時間勉強してはいけないというのはいいアイデアだ。つい長時間したら逆にラッキー。これから勉強するのが楽しみになる本。
読了日:02月05日 著者:小山 龍介
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■定説だってウソだらけ (WAC BUNKO)
題名の通りの内容。嘘を見抜くのは困難だがあのニュートンの頭のことまで話題にする面白さ。これはリアルなSFだ。
読了日:02月05日 著者:日垣 隆
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クレオパトラの夢 (双葉文庫)
自作短編「冷凍みかん」がここで出ているとは。
読了日:01月30日 著者:恩田 陸
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■ぼくらが惚れた時代小説 (朝日新書 23)
中里介山に注目
読了日:01月29日 著者:山本 一力
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■秘剣封印 (双葉文庫 か 29-5)
軽みと凄味が同居。この作者ただものではないと思う。NHK次の土曜時代劇はこれにすべし。
読了日:01月24日 著者:風野 真知雄
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■老後の大盲点 (集英社文庫)
何冊かで重複内容があってもおさらいになる。やはりわかりやすいのが逆にファンタスティック。
読了日:01月24日 著者:フレディ松川
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■60歳でボケる人 80歳でボケない人 (集英社文庫)
天才的に読みやすい文章。すっきりわかる。
読了日:01月23日 著者:フレディ松川
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サマータイム・ブルース (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 104‐1))
20年越しの読了。やっとこのシリーズに着手。強い、負けない。
読了日:01月22日 著者:サラ・パレツキー,山本 やよい
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■侵蝕<奥右筆秘帳> (講談社文庫)
今一番はこの作者。手練れ。読むのがこわくてしばらく回避していたが、結局面白渦巻きの中へ引きずり込まれた。
読了日:01月16日 著者:上田 秀人
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■READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣
読み物として面白い。実践してみたくなるほど面白い。
読了日:01月11日 著者:原尻 淳一
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■カリスマ編集者の「読む技術」 (新書y)
好み。抜群。出色。技術・方法論化が興味深い。
読了日:01月11日 著者:川辺 秀美
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■読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング
覚えておく、感じる、まとめるなど五体を使うに如くはなし。勉強になった。
読了日:01月10日 著者:奥野宣之
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■黙契―交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)
1作めの良さを確認。が、筆者の最先端を示す重要な作品。
読了日:01月01日 著者:佐伯 泰英
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