中村真一郎「小さな噴水の思い出」(筑摩書房

第4章の題は「九〇年読書五点」で五冊の本を取り上げている。
どれも海外(パリと中国)で刊行されたもので原書である。近代文学に対する解毒剤として精神衛生上いいそうである。また、毎日、一冊必ず未見の本を開く習慣を強情に守っていると最後に述べている。