『20世紀英米文学案内 2 』(研究社)マンスフィールド付録

『20世紀英米文学案内 2 』(研究社・東京神楽坂)マンスフィールド付録

一九六六年九月 第四回配本

全8頁(2段組)*語句はキーワード。「 」は単語以上の部分引用を表す(丸付き数字は頁数)

1頁・表題・目次

1頁〜4頁「マンスフィールドと私」庄野潤三(作家)
①大阪外語の英語部、冬、クラスに四人、原級、東條正久、サッカー、キャサリンマンスフィールド、「小説はすきではなかった。」
②研究社の小英文叢書、「湾頭小景」、岩崎民平、現代英文叢書、『マンスフィールド短編集』(岡田美津編)、「病弱であった英国の女流作家」、「散文で書かれた詩」、「ハイカラと厭世」
②下段に写真・解説文「1898年カロリ小学校時代・左からヴェラ、チャディー、キャサリンジーン、レズリー」
チェーホフ、短編、「生活のスケッチ」、内田百輭井伏鱒二、「咲耶」、「An Ideal Family」、訳、二十五年、「The Voyage」
④(「The Voyage」のあらすじ)、「園遊会」、「ともに愛すべき主人公」

4頁〜7頁「カサリンマンスフィールドのこと」海老池俊治(一橋大学教授・イギリス文学)
④三十年も昔、作家志望、普通の学生並
漱石を愛読、学問を尊重、英文学の精髄、詩、二十世紀の小説の購読、ロレンスの『息子と恋人』、ハックスレーの『対位法』
⑤上段・写真・解説文「『風が吹く』弟とともに(1907年)」
⑥救いどころ、フランス文学、独学、アンドレ・ジッド、痛切な響き、マルスリーヌ、ジッドの言葉の生きた律動、カサリンマンスフィールド、ジッドとマンスフィールドの文体、「風が吹く」、『背徳者』
⑦カンスタブル雑纂、アルバトロス、廉価版の双書、マンスフィールドの短編集、シルヴィヤ・バークマンの評伝、感心、若い裁判官の友人、面白い話、あるジャーナリスト、高名な英文学者、チェホフの影響、女流作家、苦笑、二重写し

8頁・筆者紹介(執筆順)
伊吹知勢(いぶきちせ)、海老根静江(えびねしずえ)、朱牟田房子(しゅむたふさこ)、佐藤宏子(さとうひろこ)、黒沢茂(くろさわしげる)、山本順子(やまもとじゅんこ)

発行案内・既刊好評発売中②マンスフィールドコンラッド⑥トマス・ウルフ⑮ヘミングウェイサマセット・モーム
次回(第5回)配本10月20日⑦フィッツジェラルド(第一次大戦アメリカ文学の旗手)野崎 孝責任編集・人と生涯/野崎孝・評価/永岡定夫


マンスフィールド短篇集 (ちくま文庫)

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園遊会 (英米名作ライブラリー)

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マンスフィールドの手紙

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