『二〇世紀英米文学案内13』(研究社・東京神楽坂)
シンクレア・ルイス付録
第一六回配本一九六八年六月
全8頁(2段組)*引用はすべて冒頭の文章。引用文の後の語句はキーワード。
(数字は頁数)
1頁・表題・目次
1頁〜4頁「シンクレア・ルイスのこと」瀬沼茂樹(文芸評論家)
「私はいまハワイ大学客員教授としてホノルルに滞在している。」
1、日本の近代文芸批評史、古本屋、シンクレア・ルイスの研究書
2、布大の図書館、Mark Schorer、ショオラ、生粋のアメリカ人、
3、本町通り、わがレン氏、ドッヅワス、ノオベル賞、春山行夫『詩と詩論』
  バビッド、1951年ローマで客死、六十六才
4、アロウスミス、エルマ・ガントリ、キャス・ティバレン、神を求める人、
  バビッド
4頁上段・写真・解説文「1930年イギリスにおけるルイスとドロシー」
4頁下段〜8頁「諷刺作家S・ルイスの手法」吉田弘重(広島大学教授・アメリカ文学
第一次世界大戦の勝利は、アメリカに空前の国力と自信をもたらした。」
4、中・小都市の中堅層の人たちの代表者、アメリ中流階級
5、悪しき面、アメリカニズムの生みの親、非難、悪口、怒り
6、反復、戯画、タイプ化、風刺的な茶化し
7、辛辣なパロディー、ものまね、
8、アメリ中流階級話し言葉の宝庫、ルイスのレキシコンの作成
8頁
 ◎本体の筆者紹介(執筆順)*ここでは氏名のみ掲載。
  斎藤光、坂本雅之、西川正身、小泉一郎、斎藤忠利、本間長世
 ◎発行案内・同時配本・『⑭オニール』鳴海弘重・責任編集
  人と生涯/鳴海弘
  作品/後藤昭次・鳴海弘・西田実・倉橋健・黒川欣映・金丸十三男・
     沼沢洽治
  評価/倉橋健・小池規子
  年表・書誌/鳴海 弘・西田実・後藤昭次

「Sinclair Lewis〔1885〜1951〕
米国の作家。新聞記者などをしつつ小説を書き始め,写実的手法でアメリカ文化を痛烈に批判。1930年米国最初のノーベル文学賞。その後,ファシズムの脅威を描く<ここでは起こりえない>や<キングズブラッド家の血統>など。」(この部分は百科辞典『マイペディア』より引用)

ドクター アロースミス (地球人ライブラリー)

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本町通り 上―キャロル・ケニコットの物語 (岩波文庫 赤 319-1)

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20世紀英米文学案内 13 シンクレア・ルイス

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