麗しのオルタンス

ジャック・ルーボー『麗しのオルタンス』は饒舌小説の元祖たる『トリストラム・シャンディ』と似ている。異なるのは計算されたおしゃべりであること。気がつくと聞きほれている。主人公はノーパン美女オルタンスなのかすべてを知る猫ウラディミロヴィッチなのか。

麗しのオルタンス (創元推理文庫)

麗しのオルタンス (創元推理文庫)

これが本の雑誌が選ぶ文庫ベスト10の第6位。
第7位の新城カズマ『15×24』と8位の高田郁『八朔の雪』は先に読み終わってしまった。両作品とも続編があるので是非読みたい。
第9位の倉本聰『北の人名録』はかつての単行本時代に一度読んでいるのでどうしようかな、だったがせっかくの文庫化だからもう一度読んでみようと思う。
第10位の藤田香織『だらしな日記』は、だからもう少し後になりそう。
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)

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花散らしの雨 みをつくし料理帖

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北の人名録 (新潮文庫)

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