2010年3月読書記録

3月の読書メーター
読んだ本の数:30冊
読んだページ数:7863ページ

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 下ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 下
最後の最後に面目躍如の活躍で終わる。なんという理想的な展開。ベストセラーだから避けていたことを後悔。大傑作でした。
読了日:03月31日 著者:スティーグ・ラーソン
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上
金髪の巨人ニーダーマンがいつどこでどんなふうに出現するのかと不安を抱えているとそれ以上の怖い展開になっていく。同時に知恵比べという様相を呈すのが面白い。五冊めもまったく物語の手綱をゆるめない豪腕に驚き。
読了日:03月30日 著者:スティーグ・ラーソン
ONE PIECE総集編 THE 7TH LOG ”VIVI (集英社マンガ総集編シリーズ)ONE PIECE総集編 THE 7TH LOG ”VIVI (集英社マンガ総集編シリーズ)
182話から218話まで読みやすい元の『少年ジャンプ』サイズで一気に再読。コミック版では味わえないゆとりの観賞。巻五十八がでるまではこれで渇きを癒す。
読了日:03月28日 著者:尾田 栄一郎
日本語は亡びない (ちくま新書)日本語は亡びない (ちくま新書)
目から鱗が落ちるとはこのことか。特に「地上の視点」と「上空の視点」の説明に感銘した。
読了日:03月27日 著者:金谷 武洋
14歳の君へ―どう考えどう生きるか14歳の君へ―どう考えどう生きるか
予想よりも堅実な内容で落ち着いて読めた。自分を信じることは考えることだ。
読了日:03月24日 著者:池田 晶子
夕陽妄語 8夕陽妄語 8
物事を関連づけ、分析し、表現する。著者の面目躍如の舞台上。
読了日:03月23日 著者:加藤 周一
テメレア戦記III 黒雲の彼方へテメレア戦記III 黒雲の彼方へ
我慢の逃避行が続くのですかっとはしない。その分魅力的なキャラクターが新たに結構な数登場し、飽きがこない。1年に1冊ではじれったい面白さ。
読了日:03月22日 著者:ナオミ ノヴィク
ラクをしないと成果は出ないラクをしないと成果は出ない
『折れそうな心の鍛え方』と一緒に読んで活用するべし。
読了日:03月22日 著者:日垣 隆
のだめカンタービレ(23) (KC KISS)のだめカンタービレ(23) (KC KISS)
50巻程度は続きそうだったのに完結した。のだめのこの後をもっともっと描いてほしかった。23巻とはあまりにも中途半端。「帰ってきたのだめと千秋」を是非。
読了日:03月20日 著者:二ノ宮 知子
おれはキャプテン(22) (少年マガジンKC)おれはキャプテン(22) (少年マガジンKC)
横須賀選手が主役に躍り出る展開が何を生み出すのか、興味津々。しかし、残念な終わり方。作者のパッションはどこに、と不安になってきた。
読了日:03月20日 著者:コージィ 城倉
折れそうな心の鍛え方 (幻冬舎新書)折れそうな心の鍛え方 (幻冬舎新書)
著者の持ち味、全面解禁。安心納得。引き続き今年も日垣節を堪能できそうでうれしい。「心の鍛え方」ジャンルのパイオニア
読了日:03月20日 著者:日垣 隆
中学受験 SAPIXの授業 (学研新書)中学受験 SAPIXの授業 (学研新書)
文章がキビキビして気持ちよい。説明描写している授業の雰囲気がよく伝わってきた。まるで別世界のように感じた。
読了日:03月18日 著者:杉山 由美子
バカにならない読書術 (朝日新書 72)バカにならない読書術 (朝日新書 72)
文武両道の真の意味を教えてもらった。別々ではないのだ。本好き、虫好き、話好きたちの愉快な対談プラス養老さんの解説文。
読了日:03月18日 著者:養老 孟司,池田 清彦,吉岡 忍
ガラパゴス化する日本 (講談社現代新書)ガラパゴス化する日本 (講談社現代新書)
国際化しているはずの日本が内向きにしか進んでいなかった。振り返れば細かなことから大きなことまでそれを示す出来事は結構あったなと納得。
読了日:03月16日 著者:吉川 尚宏
シャーロック・ホームズ最後の解決 (新潮文庫)シャーロック・ホームズ最後の解決 (新潮文庫)
情報型の時代に似つかわしい「ソリューション」と言う題名。反面「老人」の名は最後まで伏せたままで「ファイナル」となる趣向。作者の趣味趣向が隅々にまで張りめぐらされた完全な短編小説。新潮文庫が題名を「シャーロック・ホームズ最後の解決」とした気持ちはわかりますが、これでは始めから読書のある喜びを奪い取ったも同然でした。
読了日:03月15日 著者:マイケル シェイボン
野分一過―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)野分一過―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)
著者の顔が一番思い浮かぶのがこの小藤次シリーズ。本格ものよりも変格もの時代小説と呼びたくなる愛嬌あふれる楽しさがある。気楽に読める点では天下一品だ。
読了日:03月14日 著者:佐伯 泰英
ミレニアム2 下 火と戯れる女ミレニアム2 下 火と戯れる女
真相のほとんどが明かされる。深刻な話のはずがどこか無邪気さというか奇妙な軽みがある。無敵の金髪巨人がどんどん不運な奴に成り下がっていくのがおかしい。面白さ抜群、ヒロインの魅力も満開。
読了日:03月14日 著者:スティーグ・ラーソン
ミレニアム2 上 火と戯れる女ミレニアム2 上 火と戯れる女
リスベットの圧倒的な魅力は過去の事件に寄るものか。突然の消失。捕らえられたか、追跡中か、はたまた。いずれにしろ彼女は犯人の隙をうかがっているはず。
読了日:03月13日 著者:スティーグ・ラーソン
キンドルの衝撃キンドルの衝撃
「衝撃」でかなり期待した。二つのインタビューはさすがによかった。「共存」はあまり考えつかなかったがそう言われればその通り。それだけに衝撃を感じなかった。肝心の「キンドル」やiPADについての文章が少なかった。もっと書いて欲しかった。
読了日:03月11日 著者:石川 幸憲
頭がよくなる速書き術―苦手な文章がスラスラ書けるようになる本頭がよくなる速書き術―苦手な文章がスラスラ書けるようになる本
手書きのすすめ。「とにかく多く速く」書く。パソコンで書く時代になんとも古典的な話題が登場。内容は一理もニ里もある。
読了日:03月10日 著者:松本 幸夫
一箱古本市の歩きかた (光文社新書)一箱古本市の歩きかた (光文社新書)
歩きかたよりも作りかた、作りかたよりも楽しみかたを客観視するのが難しいのに一定の距離を解説してくれているとても良心のつまった本。 
読了日:03月09日 著者:南陀楼綾繁
翻訳家列伝101 (ハンドブック・シリーズ)翻訳家列伝101 (ハンドブック・シリーズ)
力作。編著者の呼吸が感じられるような文章がとりわけいい。これだけの大人数の著名人をうまくあんばいした上に読み物としても面白くしたのはさすがだ。
読了日:03月08日 著者:小谷野 敦
リ・クリエイティブ表現術―発想‐チューニング‐書き方リ・クリエイティブ表現術―発想‐チューニング‐書き方
息苦しさを打ち破って自由な発想や表現力を身につけるにはどうするか。かゆいところにまで手が届くようなアドヴァイス。副題の「発想・チューニング・書き方」について悩んでいるひとのためのヒント集です。いっさい無駄のない良い本です。
読了日:03月07日 著者:津田 広志
35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画
「正解主義」ではなく「修正主義」で生きる時代の到来。ひとつしかない正解を追い求めるのをやめて違う答え、違う方法、違う見方、自分が納得できる考えを柔軟に複眼的に求める生き方のすすめ。
読了日:03月06日 著者:藤原 和博
水神(下)水神(下)
長吉の牛、つちが大石を引っ張っている場面にはらはらし、元助の犬、権の動きに不安を覚えながら読み続けた。切腹した菊竹の痩せ馬も気にかかる。人間たちもわりと剛毅かつ豪気でいい話を聞いたようで満足。
読了日:03月05日 著者:帚木 蓬生
ONE PIECE 巻57 (ジャンプコミックス)ONE PIECE 巻57 (ジャンプコミックス)
伏線と人物が多すぎて思考回路がダウン。ついていけない。バーソローミュー熊についての謎が相当先の大団円に繋がりそうだが今巻では哀しいの一言。
読了日:03月04日 著者:尾田 栄一郎
水神(上)水神(上)
江戸時代の筑後川治水工事に五庄屋の命がかかるという重い話の割りには品の良さやほのぼのとした雰囲気が漂っていて不思議に読みやすい。単行本なので構えて読み始めたが少なくともこの上巻はコージーミステリのようにすいすい読める。抜群に面白い。
読了日:03月04日 著者:帚木 蓬生
人生の色気人生の色気
語り下ろし。著者が身近な存在に感じられるという勘違いが生まれる。蘊蓄に富む。
読了日:03月03日 著者:古井 由吉
映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?
映画の自分史を確認できた。そういえば突然料金が高くなり不思議に思ったことがあった。
読了日:03月02日 著者:斉藤 守彦
拮抗 (ハヤカワ・ノヴェルズ)拮抗 (ハヤカワ・ノヴェルズ)
上品な味わいのまま心地よく終わる。主人公にふりかかる危険も程よくデイック節健在と感じた。
読了日:03月02日 著者:ディック フランシス,フェリックス フランシス

読書メーター